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こみゅにけーしょんしょうがい

コミュニケーション障害

症状と特徴

コミュニケーションやことばの発達に、年齢や発達段階に比べて持続する困難があり、日常生活、学習、対人関係に支障を生じる状態です。現在の診断では、主に言語症(ことばの理解や表現、語彙・文法・会話の困難)、語音症/発話音の障害(特定の音を正しく発音しにくい)、小児期発症流暢症(吃音)、社会的〈語用論的〉コミュニケーション症などに分類されます。

言語症では、人のことばを理解しにくい、自分の考えをことばにしにくい、語彙や文の発達が遅いなどがみられます。発話音の障害では、発音の誤りにより話が聞き取りにくいことがあります。吃音では、音やことばを繰り返す、引き伸ばす、ことばが出にくく止まるなどがみられ、話すことへの不安や回避を伴う場合があります。

ことばの遅れや発音の問題は成長に伴って軽快することもありますが、自然に改善するかを幼児期だけで確実に判断することはできません。理解面の遅れ、ことばの退行、聞こえへの心配、対人関係や遊びの偏り、生活上の支障がある場合は、年齢を問わず早めの評価が勧められます。

原因

原因は一つではなく、神経発達的・遺伝的な要因などが関与すると考えられています。聴覚障害、知的発達症、自閉スペクトラム症、神経疾患、口腔・運動機能の問題、心理社会的な要因などが関係または併存することがあるため、発達歴、聴力、口腔機能、認知・発達、生活環境を含めて評価します。

親の話しかけが少ないことや、本人の努力不足だけで起こるものではありません。

治療

言語聴覚士などによる評価を基に、困難の種類と程度に応じた支援を行います。言語症では、理解・語彙・文の組み立て・会話を促す個別支援や、家庭での関わり方の助言を行います。発話音の障害では、音の聞き分けや口・舌の使い方、発音を段階的に練習します。吃音では、流暢に話すことだけを強要せず、本人が安心して話せる環境を整え、必要に応じて吃音に特化した言語療法や心理的支援を行います。

家庭や園・学校では、話し終えるまで待つ、言い直しを強制しない、内容に注意を向けて聞く、短く分かりやすいことばで伝えるなどが大切です。早期から支援を始めることで生活上の困難を軽減できる可能性がありますが、全員に同一の治療が必要なわけではなく、困りごとと本人の負担を踏まえて支援を選びます。

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