きつおん
吃音
症状と特徴
吃音は、音や語の繰り返し(「ぼ、ぼ、ぼく」)、音の引き伸ばし(「ぼーーく」)、言葉が出ないブロック(難発)などが起こる発話の障害です。幼児期に始まることが多く、話す場面や緊張、時間的な圧迫などで変動することがあります。発話への不安、回避行動、学校・仕事・対人関係への影響を伴う場合があります。幼児期にみられる一時的な非流暢さの多くは自然に軽快しますが、持続する場合もあります。
原因
治療
吃音の程度、年齢、困りごとに応じて、言語聴覚士による評価と支援を行います。幼児では、保護者が急かさず最後まで話を聞くこと、話し方を矯正するよう強要しないこと、会話しやすい環境を整えることが大切です。必要に応じて、幼児向けの間接的支援や直接的な発話支援プログラムを行います。学童・成人では、発話の流暢性を高める訓練、吃音を回避せず話すための支援、認知行動療法などの心理的支援が役立つことがあります。吃音そのものを確実に治す標準的な薬物療法は確立しておらず、薬は併存する不安・うつなどに対して必要時に用いられます。