くるーぷしょうこうぐん
クループ症候群
症状と特徴
喉頭から気管上部に炎症や狭窄が起こり、犬が吠えるような「ケンケン」という咳、声のかすれ、息を吸うときのヒューヒュー・ゼーゼーという音(吸気性喘鳴)、呼吸困難を起こす病態の総称です。多くはウイルス性の急性喉頭気管炎で、乳幼児に多く、夜間に悪化しやすい特徴があります。急性喉頭蓋炎、細菌性気管炎、異物など、緊急性の高い病気が似た症状を示すことがあります。
原因
最も多い原因は、パラインフルエンザウイルスなどによるウイルス感染です。まれに細菌感染、アレルギー反応、異物、腫瘍などによる上気道の狭窄が原因となることがあります。
治療
子どもを泣かせず、楽な姿勢で落ち着かせます。軽症では水分摂取を促し、自宅で経過をみることがありますが、医療機関では重症度に応じて副腎皮質ステロイド薬(デキサメタゾンなど)を使用します。中等症から重症では、アドレナリン(エピネフリン)の吸入、酸素投与、入院観察・呼吸管理が必要になることがあります。呼吸状態が悪い場合に、口の中を無理に観察したり、横に寝かせて興奮させたりしないようにします。