まんせいちゅうじえん
慢性中耳炎
症状と特徴
鼓膜穿孔が持続し、耳だれ(耳漏)を繰り返すことや難聴が主な症状です。穿孔が大きい場合、耳小骨の障害がある場合、炎症が内耳へ及ぶ場合などには、より強い難聴を生じることがあります。
原因
急性中耳炎の後に鼓膜穿孔や感染が持続すること、急性中耳炎を繰り返すこと、耳管機能障害、外傷後の鼓膜穿孔に感染が加わることなどが関与します。なお、真珠腫性中耳炎は骨を破壊して進行する別の重要な病態であり、専門的な評価が必要です。
治療
耳だれがある時期には、耳内の清掃(耳処置)、培養検査が必要に応じて行われ、抗菌薬の点耳薬を中心に治療します。感染が強い場合や周囲への広がりが疑われる場合には、内服または注射の抗菌薬を用いることがあります。鼓膜穿孔の閉鎖や聴力改善、病変除去のために、鼓膜形成術や鼓室形成術などの手術を行うことがあります。手術方法や聴力改善の見込みは、穿孔の大きさ、耳小骨の状態、炎症の程度、真珠腫の有無、全身状態などにより異なります。
関連する病気
この病気に関連する病気
難聴
なんちょう
難聴は純音聴力検査で評価します。聴力レベルの区分には複数の基準がありますが、成人では一般に25dB HL程度までを正常範囲とし、それを超える低下を難聴として評価します。難聴は発症時期により先天性難聴と
急性中耳炎
きゅうせいちゅうじえん
かぜ症候群や上気道炎に続いて、鼻水、のどの痛み、咳などがみられ、その後に耳閉感や耳痛が現れることがあります。乳幼児では高熱、機嫌が悪い、耳を触る・引っ張る、眠れないなどで気づかれることがあります。炎症
中耳炎
ちゅうじえん
中耳に炎症を起こす病気の総称です。急性中耳炎、慢性中耳炎、滲出性中耳炎、航空性中耳炎(気圧性中耳炎)などがあります。それぞれ原因や治療法は異なります。耳痛、耳閉感、難聴、耳だれ、発熱などがみられること