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きゅうせいちゅうじえん

急性中耳炎

症状と特徴

かぜ症候群や上気道炎に続いて、鼻水、のどの痛み、咳などがみられ、その後に耳閉感や耳痛が現れることがあります。乳幼児では高熱、機嫌が悪い、耳を触る・引っ張る、眠れないなどで気づかれることがあります。炎症が強く中耳に液体や膿がたまると、鼓膜が穿孔して耳だれが出ることがあり、その際に耳痛が軽くなる場合があります。ただし、痛みが軽くなっても炎症が治ったとは限りません。

原因

肺炎球菌、インフルエンザ菌、モラクセラ・カタラーリスなどの細菌や、呼吸器ウイルスによる上気道感染に伴い、鼻・のどから耳管を通じて中耳に炎症が起こります。鼓膜に穿孔や換気チューブがある場合には、水の侵入などを契機に感染することもあります。

治療

痛みにはアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬などの鎮痛薬を用います。軽症例、特に一定年齢以上の小児や症状が軽い例では、48~72時間程度の慎重な経過観察で改善することがあります。一方、生後6か月未満、強い耳痛や高熱がある場合、耳だれがある場合、両側性で重症の場合、改善しない場合などでは、抗菌薬が必要となることがあります。鼻やのどの症状・基礎疾患も評価します。鼓膜切開は、強い痛みを伴う著明な膿性貯留、重症例、合併症が疑われる場合などに検討されますが、滲出性中耳炎を一律に予防する目的で行うものではありません。

関連する病気

この病気に関連する病気

かぜ症候群

かぜしょうこうぐん

かぜ症候群は、主に上気道(鼻、のど、喉頭)の急性炎症による病気です。鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、のどの痛みから始まり、咳、痰、発熱、頭痛などを伴うことがあります。炎症が気管・気管支など下気道に及ぶことも

耳痛

じつう

耳痛は、耳そのものの病気による痛みだけでなく、耳以外の部位からの関連痛として起こることがあります。耳に原因がある場合は、外耳炎、耳性帯状疱疹、耳垢・異物、外傷、急性中耳炎、乳様突起炎、気圧性中耳炎など

インフルエンザ

いんふるえんざ

インフルエンザは、発熱、悪寒、強い倦怠感、頭痛、筋肉痛、関節痛などの全身症状が比較的急に現れ、その後に咳、のどの痛み、鼻水・鼻詰まりなどの呼吸器症状がみられる急性呼吸器感染症です。吐き気、嘔吐、下痢な

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滲出性中耳炎

しんしゅつせいちゅうじえん

中耳に液体がたまる一方で、通常は急性の強い痛みや高熱を伴わない中耳炎です。難聴、耳が詰まる感じ、自分の声が響く感じなどが主な症状です。乳幼児では自覚症状を訴えにくく、聞こえの低下が言語発達や学習に影響

この病気を参照している病気

鼓膜炎

こまくえん

鼓膜に炎症が起こった状態です。鼓膜に水ぶくれができる水疱性鼓膜炎と、肉芽やびらんを生じて耳だれが続く肉芽性鼓膜炎(顆粒性鼓膜炎)があります。水疱性鼓膜炎では強い耳痛が主症状で、急性中耳炎を伴う場合には

中耳炎

ちゅうじえん

中耳に炎症を起こす病気の総称です。急性中耳炎、慢性中耳炎、滲出性中耳炎、航空性中耳炎(気圧性中耳炎)などがあります。それぞれ原因や治療法は異なります。耳痛、耳閉感、難聴、耳だれ、発熱などがみられること

慢性中耳炎

まんせいちゅうじえん

鼓膜穿孔が持続し、耳だれ(耳漏)を繰り返すことや難聴が主な症状です。穿孔が大きい場合、耳小骨の障害がある場合、炎症が内耳へ及ぶ場合などには、より強い難聴を生じることがあります。

耳痛

じつう

耳痛は、耳そのものの病気による痛みだけでなく、耳以外の部位からの関連痛として起こることがあります。耳に原因がある場合は、外耳炎、耳性帯状疱疹、耳垢・異物、外傷、急性中耳炎、乳様突起炎、気圧性中耳炎など

咽頭扁桃肥大

いんとうへんとうひだい

咽頭扁桃肥大はアデノイド増殖症とも呼ばれます。咽頭扁桃は小児期に生理的に大きくなり、一般に就学前から学童期に大きく、思春期に向けて小さくなる傾向があります。肥大だけでは治療を要しないことも多いですが、