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なんせいげかん

軟性下疳

症状と特徴

感染後およそ3~10日で、性器や肛門周囲に痛みを伴う丘疹・膿疱ができ、短期間で潰瘍になります。潰瘍は柔らかく、辺縁が不整で、膿性の分泌物や出血を伴うことがあります。複数の潰瘍が生じることもあります。鼠径リンパ節が痛みを伴って腫れ、化膿・膿瘍化することがあります。日本での発生はまれですが、海外渡航の有無にかかわらず、痛みを伴う性器潰瘍では梅毒性器ヘルペスなどとの鑑別が必要です。

原因

性的接触により、Haemophilus ducreyi(ヘモフィルス・デュクレイ)に感染することで起こります。

治療

病変の検査に加え、梅毒性器ヘルペス、HIVなどの検査を行います。治療には抗菌薬を用い、アジスロマイシン単回内服、セフトリアキソン単回注射、または状況に応じた他の抗菌薬治療が選択されます。大きく痛むリンパ節膿瘍には、針吸引や切開排膿が必要になることがあります。潰瘍への抗菌薬軟膏は標準治療の中心ではありません。治療中は性行為を避け、パートナーも評価・必要な治療を受けます。下着やシーツは通常どおり洗濯し、病変部に触れた後は手洗いを徹底します。飲酒の一律な禁止は必要ではありませんが、処方薬との相互作用や体調に応じて医師の指示に従います。

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