のうきょう
膿胸
症状と特徴
発熱、悪寒、胸痛、咳、膿性または色のついた痰、全身倦怠感などがみられます。胸水が増えたり肺が十分に膨らまなくなったりすると、息切れ、呼吸困難が起こります。高齢者や免疫機能が低下している人では、発熱などが目立たないこともあります。病状は、胸水がたまる段階から、膿がたまり隔壁形成によって排出しにくくなる段階、胸膜が厚くなり肺が広がりにくくなる段階へ進行することがあります。
原因
治療
抗菌薬投与と、感染した胸水・膿を十分に排出する胸腔ドレナージが治療の基本です。胸水や血液の培養結果、地域の耐性菌状況、誤嚥リスクなどを考慮して抗菌薬を選び、後に原因菌に合わせて調整します。膿が隔壁で分かれて排出不良の場合には、胸腔内線溶療法を検討することがあります。ドレナージと薬物療法で改善しない場合、胸膜が厚くなって肺が広がらない場合、慢性化した場合には、胸腔鏡手術による剥皮術などの外科治療を検討します。