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じゅうかくえん

縦隔炎

症状と特徴

発熱、悪寒、胸痛、背部痛、息苦しさ、嚥下痛・嚥下困難、頻脈、全身倦怠感などがみられます。進行すると血圧低下、意識障害、呼吸不全敗血症に至り、生命に関わることがあります。頸部の感染が胸部へ広がる下行性壊死性縦隔炎では、首の腫れや歯・のどの感染症状を伴うことがあります。

原因

縦隔は左右の胸膜の間にあり、心臓、大血管、気管、気管支、食道などが存在する部位です。急性縦隔炎は、食道穿孔・食道破裂、食道や気道に関係する手術・処置、胸部外傷、頸部の歯性感染や咽頭・深頸部感染が胸部へ広がることなどで起こります。食道穿孔では、激しい嘔吐、異物、内視鏡処置などが契機となることがあります。慢性の肉芽腫性縦隔炎・線維性縦隔炎は、結核、真菌感染、免疫関連疾患などに関連する場合があります。

治療

急性縦隔炎では入院のうえ、広域抗菌薬の静脈投与、呼吸・循環管理、感染源の除去を緊急に行います。膿瘍や感染液があれば、経皮的ドレナージまたは外科的ドレナージが必要です。食道穿孔では、絶食、栄養管理、穿孔部の内視鏡的閉鎖・ステント留置または外科的修復などを、穿孔の大きさ、発症からの時間、感染の程度に応じて行います。単に抗菌薬のみで治療できるとは限らず、迅速な外科・救急チームによる評価が重要です。

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