にゅうかんかくちょうしょう
乳管拡張症
症状と特徴
乳房の痛み、乳頭からの分泌、乳輪下のしこり、陥没乳頭、皮膚の炎症、膿瘍、瘻孔などがみられます。しこりは硬く境界が不明瞭なことがあり、乳がんと区別が難しい場合があります。中年以降に多い傾向がありますが、より若い年齢でも起こり得ます。
原因
乳管内に分泌物、脂質を含む細胞成分、細胞の破片などがたまり、乳管が拡張して、その周囲に炎症が起こる病気です。加齢に伴う乳管の変化、喫煙などが関連することがあります。
治療
診察、マンモグラフィ、乳房超音波検査などで評価し、乳がんとの鑑別が難しい場合や疑わしい所見がある場合には針生検などを行います。症状が軽い場合は経過観察、鎮痛薬、感染を伴う場合の抗菌薬などで対応します。炎症や膿瘍、瘻孔を反復する場合、持続する症状が強い場合、悪性腫瘍を否定できない場合には、拡張した乳管や病変を切除する手術を検討します。