karada.me karada.me

ぴっくびょう(ぜんとうそくとうがたにんちしょう)

ピック病(前頭側頭型認知症)

症状と特徴

比較的若い年齢で発症することが多い認知症の一群です。性格・社会性の変化、脱抑制、怒りっぽさ、無関心、共感性の低下、常同行動、過食、浪費、収集、反社会的行動などがみられることがあります。一方的に話す、同じ行動や言葉を繰り返すこともあります。初期にはアルツハイマー病に比べて、記憶障害や時間・場所の見当識障害が目立たない場合がありますが、病型により言語障害が前面に出ることもあります。

原因

前頭葉・側頭葉を中心に神経細胞が変性・脱落して萎縮します。前頭側頭葉変性症には複数の病理型があり、タウ、TDP-43、FUSなどの異常たんぱく質の蓄積が関係します。一部には遺伝的要因があります。

治療

病気の進行を止める確立した治療法はありません。行動症状には、生活環境の調整、介護者への支援、危険行動への対策を行います。抑うつ、不安、脱抑制、常同行動などに対して、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などが検討されることがあります。抗精神病薬は必要最小限に慎重に用います。経過や生存期間には個人差が大きく、一律に10年とすることはできません。

関連する病気