れいぼうびょう
冷房病
症状と特徴
冷房環境や屋内外の大きな温度差に関連して、倦怠感、食欲低下、頭痛、肩こり、手足の冷え、胃腸の不調、睡眠の乱れなどを自覚することがあります。ただし、これらは特異的な症状ではなく、貧血、甲状腺疾患、感染症、更年期症状、うつ・不安症などでも起こりえます。
原因
冷房による低温への長時間曝露、冷気が直接当たること、屋内外の温度差、薄着、睡眠不足、ストレス、生活リズムの乱れなどが不調に関与すると考えられます。自律神経機能との関連が指摘されることがありますが、「冷房病」自体は確立した疾患分類ではありません。
治療
室温・衣服・風向きを調整し、冷気を直接身体に当てないようにします。外気温との温度差は一律の数値ではなく、体調や湿度も考慮して無理のない範囲にし、一般には過度に冷やしすぎないことが大切です。羽織るもの、靴下、温かい飲食物などを利用し、睡眠、食事、適度な運動、ストレス対策を整えます。症状が続く場合は、ほかの病気の評価を受け、原因に応じた治療を行います。向精神薬は冷房による不調そのものに一律に用いる治療ではなく、精神疾患が診断された場合に専門医が必要性を判断します。