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せきずいろう

脊髄癆

症状と特徴

未治療の梅毒が長期間経過した後に起こる神経梅毒の一型です。感染から通常は数年〜数十年後に、脚を中心とする激しい発作性の痛み、しびれ、深部感覚の障害、ふらつき、起立・歩行障害などが現れます。目を閉じると立ちにくくなることがあります。膀胱機能障害、便秘、性機能障害、瞳孔の異常などを伴うこともあります。現在は梅毒を早期に治療できるため、典型的な脊髄癆まで進行する例はまれですが、梅毒患者の増加を背景に神経梅毒には注意が必要です。

原因

梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)による感染が原因です。治療されない梅毒が中枢神経系に及び、脊髄後根や脊髄後索などに慢性的な障害を起こします。

治療

神経梅毒として、原則として入院または専門医管理下で水溶性ペニシリンGを静脈内投与します。標準的には10〜14日間の治療が用いられます。ペニシリンアレルギーがある場合は、可能であれば脱感作後にペニシリンを使用することが推奨され、代替治療は専門医が判断します。治療後には血液検査や髄液検査などで治療効果を確認します。すでに生じた神経障害は完全には回復しないことがあるため、早期診断・早期治療、疼痛治療、歩行訓練やリハビリテーションが重要です。性的パートナーの検査・治療も必要です。

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