しきゅうこうくつ
子宮後屈
症状と特徴
子宮が背中側へ傾き、後方へ屈曲した状態です。可動性の子宮後屈は比較的よくみられ、多くは自覚症状がなく治療を必要としません。子宮内膜症、骨盤内炎症、手術後などによる癒着で子宮が固定される場合は、月経痛、慢性の下腹部痛、性交痛、排便痛などの症状がみられることがあります。妊娠中に子宮が骨盤内に嵌頓することはまれですが、尿が出にくい・出ない、強い骨盤痛などがある場合は緊急の評価が必要です。
原因
生まれつきまたは発育の過程で形成される可動性の後屈が多く、病的な意味を持たないことが一般的です。子宮内膜症、骨盤内炎症性疾患、骨盤内手術後などによる癒着があると、子宮が後方へ引かれて固定されることがあります。
治療
無症状で可動性の子宮後屈であれば治療は不要です。痛みなどがある場合は、子宮内膜症や癒着などの原因を調べ、その治療を行います。子宮内膜症に対しては鎮痛薬やホルモン療法が用いられ、必要に応じて腹腔鏡手術で癒着剥離や病変切除を行います。子宮の位置を変える手術は、原因治療を行っても症状が続くなど、限られた場合に検討されます。妊娠中に排尿困難があれば、早急に産婦人科で診察を受けます。
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子宮内膜症
しきゅうないまくしょう
本来は子宮内腔を覆う子宮内膜に似た組織が、主に骨盤内の腹膜、卵巣、子宮の表面、腸管や膀胱の周囲などに生じ、慢性炎症や癒着を起こす病気です。代表的な症状は、次第に強くなる月経痛、月経時以外の骨盤痛・下腹
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