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しんけいこうやくしょうこうぐん

神経絞扼症候群

症状と特徴

脊髄から出た末梢神経が、関節付近、骨と靱帯の間、筋肉や腱の間などで圧迫・牽引されることで、しびれ、痛み、感覚低下、筋力低下、筋萎縮などが起こります。障害される神経によって症状の部位は異なり、代表例には手根管症候群、肘部管症候群、橈骨神経麻痺などがあります。圧迫が長く続くと、筋力や感覚が回復しにくくなることがあります。

原因

末梢神経は、関節の近くや狭いトンネル状の部位を通るところで圧迫されやすくなります。反復する作業やスポーツ、長時間の不自然な姿勢、外傷、骨折後の変形、腫瘤、むくみ、糖尿病、甲状腺疾患、妊娠などが、発症や悪化に関与することがあります。

治療

原因となる姿勢・作業・運動を調整し、安静、装具、ストレッチや理学療法を行います。痛みに対して消炎鎮痛薬などを短期間使用することがありますが、ビタミン剤の効果は原因や病態により限定的です。糖尿病や甲状腺疾患などの背景疾患がある場合は、その治療も行います。筋力低下や筋萎縮が進行する場合、感覚障害・痛みが持続する場合、検査で高度の圧迫が示される場合には、神経を圧迫している組織を解除する手術を検討します。神経断裂など別の損傷を伴う場合には、神経縫合、神経移植、神経移行術が必要となることがあります。

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