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しんたいかしょうがい

身体化障害

症状と特徴

消化器症状、痛み、しびれ、かゆみ、疲労感など、複数の身体症状が長く続き、日常生活に支障を来すことがあります。従来の「身体化障害」は、長期間にわたる多彩な身体症状を指す診断名でした。現在は主に「身体症状症」の枠組みで評価され、症状の数だけでなく、症状への強い不安、身体への過度な注意、繰り返す受診・確認行動、生活への影響などを総合して判断します。症状は本人にとって現実の苦痛です。

原因

原因は一つに決められません。身体疾患の有無や併存を確認したうえで、ストレス、不安、抑うつ、睡眠障害、身体感覚への注意の集中、対人・生活上の問題などが症状の悪化や持続に関与することがあります。

治療

症状ごとに検査を繰り返すのではなく、信頼できる医療者が定期的に診察し、身体症状と生活機能を一緒に評価します。認知行動療法などの精神療法、活動量や睡眠の調整、必要に応じた理学療法が用いられます。うつ病や不安症を併存する場合には抗うつ薬などを検討します。鎮痛薬、下痢止めなどの対症療法は必要に応じて行いますが、薬剤の長期・過量使用による副作用にも注意します。家族は症状を否定せず、過度な病気確認を強めない形で受診・生活の安定を支えます。

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