しんたいひょうげんせいしょうがい
身体表現性障害
症状と特徴
原因
身体疾患の有無を十分に検討したうえで、ストレス、不安、抑うつ、過去のつらい体験、身体感覚への注意の集中などが症状の持続や増悪に関与することがあります。ただし、心理的要因だけで説明できるとは限らず、身体疾患が併存することもあります。
治療
身体疾患を見逃さないための適切な診察・検査を行った後、同じ医療者が定期的に経過をみながら、症状と生活機能の改善を目標に治療します。不必要な検査や救急受診を繰り返すことは、かえって不安を強める場合があります。認知行動療法などの精神療法、睡眠・運動・生活リズムの調整、併存するうつ病や不安症への薬物療法が役立つことがあります。
関連する病気
この病気に関連する病気
身体化障害
しんたいかしょうがい
消化器症状、痛み、しびれ、かゆみ、疲労感など、複数の身体症状が長く続き、日常生活に支障を来すことがあります。従来の「身体化障害」は、長期間にわたる多彩な身体症状を指す診断名でした。現在は主に「身体症状
転換性障害
てんかんせいしょうがい
手足が動かない・力が入らない、歩けない、震え、けいれん様発作、声が出ない、飲み込みにくい、感覚低下、視覚・聴覚の異常など、神経疾患に似た症状が現れます。現在は「機能性神経症状症」または「機能性神経障害
心気症
しんきしょう
軽い身体感覚や正常な身体の変化を、がん、脳卒中、心臓病などの重大な病気の徴候ではないかと強く心配し、繰り返し確認、受診、検査依頼、インターネット検索などを行うことがあります。検査で重大な異常がないと説
疼痛性障害
とうつうせいしょうがい
痛みが長く続き、仕事、睡眠、家事、対人関係などに大きな支障を来す状態です。従来の「疼痛性障害」は、心理的要因が痛みの発症・持続に強く関係すると考えられた診断名です。現在は慢性疼痛として、侵害受容性疼痛