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そけいりんぱにくげしゅ

鼠径リンパ肉芽腫

症状と特徴

クラミジア・トラコマティスのL1~L3型による性感染症です。感染後およそ3~30日で、性器・肛門周囲に小さな丘疹、水疱、浅い潰瘍が生じますが、痛みが少なく気付かないことがあります。数週間後に鼠径部や大腿部のリンパ節が腫れて痛みを伴い、膿瘍化することがあります。肛門性交に関連する直腸感染では、直腸炎として肛門痛、粘液・血便、しぶり腹などが現れることがあります。未治療では慢性的な炎症により、瘻孔、狭窄、リンパ浮腫などを来すことがあります。日本では比較的まれですが、海外渡航歴の有無にかかわらず発症しえます。

原因

性的接触により、クラミジア・トラコマティスの侵襲性の高いL1、L2、L3型が感染することで起こります。

治療

疑われる場合は、病変部などのクラミジア検査に加え、他の性感染症の検査を行います。第一選択は通常、ドキシサイクリンを21日間内服する治療です。妊娠中やドキシサイクリンが使用できない場合には、代替薬を専門医が選択します。波動を触れる大きなリンパ節膿瘍は、組織障害を減らすため針による吸引・排膿を行うことがあります。パートナーの検査・治療、治療終了までの性行為回避、治療後の経過観察が必要です。コンドームは感染リスクを低下させますが、完全には防げません。

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