すいみんきょうがくしょうがい
睡眠驚愕障害
症状と特徴
睡眠中、とくに入眠後前半の深いノンレム睡眠から、突然叫ぶ、泣く、強い恐怖を示す、起き上がる、動悸や発汗がみられるなどの状態です。本人は完全には目覚めておらず、話しかけても反応が乏しいことがあり、翌朝には出来事をほとんど覚えていないことが一般的です。小児に多くみられます。
原因
発達に伴う睡眠覚醒機構の未熟性が関係すると考えられ、多くは成長とともに軽快します。睡眠不足、不規則な睡眠、発熱、ストレス、不安、睡眠時無呼吸症候群などが誘因になることがあります。
治療
多くの小児例では特別な薬物治療を必要とせず、安全確保と睡眠習慣の調整を行います。発作中は無理に完全に起こそうとせず、けがをしないよう見守り、静かに寝床へ誘導します。睡眠不足を避け、発熱や睡眠時無呼吸症候群などの誘因を治療します。頻回で重症、けがの危険が高い場合には、専門医が短期間の薬物療法を含めて検討することがあります。抗精神病薬は標準的な第一選択治療ではありません。