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たんそ

炭疽

症状と特徴

炭疽は主に皮膚炭疽、吸入炭疽、消化管炭疽に分けられ、注射薬物使用に関連する注射炭疽もあります。皮膚炭疽では、感染後おおむね1〜7日でかゆみを伴う発疹から水疱、周囲の強いむくみ、痛みが比較的少ない黒色のかさぶたを伴う潰瘍へ進行します。吸入炭疽では発熱、せき、胸痛、呼吸困難が急速に悪化し、髄膜炎敗血症を伴うことがあります。消化管炭疽ではのどの痛み、首の腫れ、腹痛、嘔吐、血性下痢などが起こります。

原因

炭疽菌(Bacillus anthracis)の芽胞が皮膚、呼吸器、消化管などから侵入して感染します。感染した家畜や野生動物、その死体、皮革、羊毛、汚染肉などとの接触が感染源となります。自然発生は日本を含む先進国ではまれですが、芽胞が意図的に使用されるバイオテロへの警戒も必要です。通常、人から人へは感染しません。

治療

治療は病型と重症度によって異なります。全身症状のない皮膚炭疽では、感受性を確認したうえでシプロフロキサシンまたはドキシサイクリンなどを用います。全身性炭疽、吸入炭疽、髄膜炎が疑われる場合は、複数の静注抗菌薬と炭疽抗毒素を組み合わせ、集中治療を行います。ペニシリン系薬は菌の感受性や病態を確認して使用されます。

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