うつびょう
大うつ病性障害
症状と特徴
大うつ病性障害では、抑うつ気分または興味・喜びの著しい低下の少なくとも一方を含む症状が、ほぼ毎日、2週間以上続き、生活に支障を来します。意欲低下、疲れやすさ、集中困難、決断困難、自責感・無価値感、食欲や体重の変化、不眠または過眠、焦燥または動作の遅さ、頭痛などの身体症状、自殺を考えることなどがみられます。重症の場合には、罪業妄想、貧困妄想、心気妄想などの妄想や幻覚を伴うことがあります。子どもではいらだち、身体不調、学校生活上の問題として現れることがあり、高齢者では認知機能低下のようにみえることもあります。
原因
遺伝的な素因、過去のうつ病歴、身体疾患、慢性疼痛、甲状腺機能異常などの内科的病気、薬剤、睡眠障害、喪失体験や強いストレス、孤立など、多様な要因が関与します。明確なきっかけがない場合もあります。
治療
軽症から中等症では、認知行動療法や対人関係療法などの精神療法・心理療法、生活リズムの調整、社会的支援が有効な選択肢です。中等症から重症、再発例などでは抗うつ薬が用いられ、SSRI、SNRI、NaSSAなどが現在よく使用されます。三環系・四環系抗うつ薬も状況により用いられますが、副作用などを考慮して選択されます。効果判定には一定期間を要するため、処方薬の開始・中止・減量は自己判断で行わず、医師と相談します。重症で自殺リスクが高い、精神病症状がある、著しい栄養・水分摂取不良がある、自宅での安全確保が難しい場合などには入院が検討されます。治療抵抗性うつ病や緊急に症状改善が必要な重症例では、修正型電気けいれん療法(ECT)が有効なことがあります。
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気分障害
きぶんしょうがい
気分障害(現在は「抑うつ障害群・双極症および関連障害群」などの分類も用いられます)は、抑うつ気分、興味・喜びの低下、意欲低下などを主とする抑うつ状態、または気分の異常な高揚・易刺激性、活動性の増加を主
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人生の節目に現れるうつ病
じんせいのふしめにあらわれるうつびょう
うつ病は、退職、死別、妊娠・出産、子どもの独立、加齢による身体機能の変化など、人生の変化や喪失が重なる時期に発症・再発することがあります。ただし、これらの時期に起こる抑うつ状態はすべて同じ病気ではなく