やくざいせいかびんしょうしょうこうぐん
薬剤性過敏症症候群
症状と特徴
薬の開始後、通常は2〜8週間程度たってから、発熱、広範囲の発疹、顔面のむくみ、リンパ節の腫れが現れます。肝障害をはじめ、腎臓、肺、心臓、血液などの臓器障害を伴うことがあります。原因薬を中止した後も症状がしばらく続いたり、再燃したりすることがあります。
原因
特定の薬剤に対する重篤な免疫反応に加え、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)などのヘルペスウイルス再活性化が関連します。抗てんかん薬(カルバマゼピン、フェノバルビタールなど)、アロプリノール、サラゾスルファピリジン、ダプソン、ミノサイクリンなどが原因となることがあります。
治療
原因と疑われる薬を直ちに中止し、皮膚科を中心に肝機能、腎機能、血算などを継続して確認します。臓器障害を伴う場合や重症例では入院し、全身性ステロイド薬を用いることがあります。経過中や回復後に甲状腺機能異常などの遅発性合併症が起こることがあるため、医師の指示に従った長期フォローアップが必要です。原因薬は以後使用せず、薬剤名を記録します。