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だつずいしっかん

脱髄疾患

症状と特徴

神経線維を覆う髄鞘が傷害されることで、神経信号の伝達が妨げられる病気の総称です。病変の部位により、視力低下、複視、しびれ、感覚低下、脱力、歩行障害、ふらつき、ろれつが回らない、飲み込みにくい、排尿・排便障害など、多様な症状が起こります。代表的な中枢神経の脱髄疾患には、多発性硬化症、視神経脊髄炎スペクトラム障害、急性散在性脳脊髄炎などがあります。

原因

自己免疫反応が関与するもの、感染後・ワクチン接種後に免疫反応が誘発されるもの、抗体に関連するものなどがあります。多発性硬化症では遺伝的素因と環境因子が関係すると考えられています。視神経脊髄炎スペクトラム障害ではアクアポリン4抗体が関連する例が多く、MOG抗体関連疾患が鑑別となることもあります。

治療

MRI、髄液検査、血液中のアクアポリン4抗体・MOG抗体検査などを病状に応じて行い、病気を区別します。急性の再発・増悪時には高用量ステロイド治療を行い、反応が不十分な場合には血漿交換や免疫グロブリン静注療法を検討することがあります。病型に応じて再発予防の免疫療法、症状への薬物治療、リハビリテーションを行います。

関連する病気

この病気に関連する病気

多発性硬化症

たはつせいこうかしょう

中枢神経(脳、脊髄、視神経)に複数の脱髄病変が生じる病気です。片目の視力低下や眼球運動時の痛みを伴う視神経炎、複視、眼振、手足のしびれ、感覚低下、筋力低下、動かしにくさ、ふらつき、歩行障害、疲労、排尿

脊髄炎

せきずいえん

脊髄のどこに炎症が起こるかによって症状は異なります。典型例では、背中や腹部に帯状のしびれ・感覚異常を感じ、その部位より下で感覚が鈍くなり、脚の脱力・麻痺、歩行障害、排尿・排便障害が現れます。頸髄が障害

急性散在性脳脊髄炎

きゅうせいさんざいせいのうせきずいえん

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)は、感染後などに急性の脳・脊髄の炎症と脱髄を起こす病気で、小児に多い傾向があります。発熱、頭痛、吐き気・嘔吐、全身倦怠感に続き、眠気、混乱、不穏、意識障害、けいれんなどの

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