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ふしょくせいしょくどうえん

腐食性食道炎

症状と特徴

口腔、咽頭、胸部または上腹部の痛み、よだれの増加、嚥下困難、嘔吐、吐血、声のかすれ、呼吸困難などが起こります。急性期には気道閉塞、消化管穿孔、縦隔炎などが生じることがあり、回復後にも食道狭窄が起こることがあります。口の中の所見が軽くても、食道や胃に重い損傷がある場合があります。

原因

酸性またはアルカリ性の洗浄剤、漂白剤、配管洗浄剤、アンモニアなどの腐食性物質を飲み込むことで、口、のど、食道、胃の粘膜が化学熱傷を受けて起こります。アルカリは組織深部まで障害しやすく食道損傷を起こしやすい傾向があり、酸は胃にも強い障害を起こし得ます。ボタン電池の食道内停滞は、電流によるアルカリ性損傷を急速に生じるため、特に緊急性が高い状態です。

治療

直ちに医療機関へ連絡・受診します。吐かせる、胃洗浄を行う、酸とアルカリを中和する目的で別の物質を飲ませることは行いません。意識障害、けいれん、飲み込めない、呼吸障害がある人に無理に飲水させてはいけません。医療機関では気道の確保、画像検査、必要に応じた上部消化管内視鏡などで損傷の程度を評価し、絶食、点滴、疼痛管理、重症例での集中治療や手術を行います。食道内のボタン電池は原則として緊急内視鏡除去の対象です。食道狭窄が残った場合は、内視鏡的拡張術などを検討します。

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