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しょくどうきょうさく

食道狭窄

症状と特徴

食道の内腔が狭くなり、食物がつかえる、飲み込みにくい、胸部のつかえ感や痛み、食物の逆流・嘔吐などが起こります。固形物から飲み込みにくくなる場合も、液体も通りにくくなる場合もあります。誤嚥、低栄養、脱水を伴うことがあります。

原因

先天性のものと後天性のものがあります。後天性では、胃食道逆流症、薬剤性・腐食性食道炎、放射線治療、手術後の瘢痕、好酸球性食道炎などによる良性狭窄と、食道がんなどの悪性狭窄があります。食道アカラシアなどの運動障害でも、狭窄に似た嚥下障害を生じます。

治療

内視鏡、造影検査、必要に応じて生検などで原因を確認します。良性狭窄では、内視鏡下のバルーン拡張術またはブジー拡張術を繰り返し行うことがあり、原因に応じて胃酸抑制薬、ステロイド治療などを併用します。難治性の良性狭窄ではステント留置や手術を検討することがあります。悪性狭窄では、がんの治療に加え、嚥下改善や栄養確保を目的としてステント、放射線治療、バイパス術などを状態に応じて選択します。

関連する病気

この病気に関連する病気

腐食性食道炎

ふしょくせいしょくどうえん

口腔、咽頭、胸部または上腹部の痛み、よだれの増加、嚥下困難、嘔吐、吐血、声のかすれ、呼吸困難などが起こります。急性期には気道閉塞、消化管穿孔、縦隔炎などが生じることがあり、回復後にも食道狭窄が起こるこ

食道炎

しょくどうえん

食道粘膜に起こる炎症の総称です。胸やけ、胸部のしみる感じや痛み、飲み込みにくさ、つかえ感、飲み込むときの痛みなどがみられます。内視鏡検査では、発赤、白色の付着物、びらん、潰瘍が認められることがあります

食道がん

しょくどうがん

提示本文には症状の記載はなく、687頁参照とされています。一般には、食物のつかえ、嚥下困難、体重減少、胸部痛、声のかすれなどがみられることがありますが、早期には症状がない場合もあります。

食道アカラシア

しょくどうあからしあ

下部食道括約筋が十分に緩まず、食道の蠕動運動も障害されるため、食物や液体が胃へ流れにくくなります。固形物と液体の両方の嚥下困難、胸部つかえ感、食物の逆流、胸痛、体重減少、胸焼け様症状がみられます。夜間

がん

がん

がんの症状は発生部位と進行度により異なり、初期には無症状のことも少なくありません。しこり、出血、痛み、長引く咳や声のかすれ、飲み込みにくさ、便通・排尿の変化、治らない皮膚病変、原因不明の体重減少や強い

この病気を参照している病気

逆流性食道炎(胃食道逆流症)

ぎゃくりゅうせいしょくどうえん/いしょくどうぎゃくりゅうしょう

胃内容物の逆流により、胸やけ、酸っぱいものが上がる感じ、胸痛、げっぷ、のどの違和感、つかえ感などが起こります。内視鏡で食道下部にびらんや潰瘍を認めるものを逆流性食道炎といいます。一方、典型的な逆流症状

薬剤性食道炎

やくざいせいしょくどうえん

薬を飲んでから数時間~数日以内に、胸焼け、胸痛、嚥下痛(ものを飲み込むときの痛み)、飲み込みにくさなどが現れます。重症では食道潰瘍、出血、まれに食道狭窄を起こすことがあります。

腐食性食道炎

ふしょくせいしょくどうえん

口腔、咽頭、胸部または上腹部の痛み、よだれの増加、嚥下困難、嘔吐、吐血、声のかすれ、呼吸困難などが起こります。急性期には気道閉塞、消化管穿孔、縦隔炎などが生じることがあり、回復後にも食道狭窄が起こるこ

食道潰瘍

しょくどうかいよう

食道粘膜の傷害が深くなり、粘膜がえぐれた状態です。食後の胸部つかえ感、胸焼け、胸痛、嚥下痛、嚥下困難がみられます。進行すると出血、穿孔、食道狭窄を起こすことがあります。

食道異物

しょくどういぶつ

飲み込んだ物が食道にとどまる状態です。のど・胸の痛み、つかえ感、飲み込みにくさ、よだれ、嘔吐、咳などがみられます。完全に詰まると唾液も飲み込めず、誤嚥や気道閉塞を伴うことがあります。大人では魚骨、義歯

胃切除後逆流性食道炎

いせつじょごぎゃくりゅうせいしょくどうえん

胃全摘術後や噴門部周囲の手術後に、胆汁・膵液・腸液などが食道へ逆流して起こります。胸やけ、胸痛、吐き気、嘔吐、苦い液体の逆流、咳、のどの違和感などがみられます。逆流が続くと食道炎、食道潰瘍、出血、食道