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ふくまくのりょうせいしゅよう

腹膜の良性腫瘍

症状と特徴

腹膜に生じる良性腫瘍・良性に近い病変はまれです。腹部膨満、腹痛、腰痛、吐き気、食欲不振、腹水などを生じることがありますが、無症状で画像検査中に見つかることもあります。腹膜中皮腫には悪性腹膜中皮腫と、良性または境界病変として扱われる限局性病変・多囊性腹膜病変などがあり、名称や性質は病理所見によって異なります。

原因

良性の腹膜腫瘍・多囊性腹膜病変の明確な原因は不明です。手術歴、骨盤内炎症、子宮内膜症などとの関連が示唆される病変もあります。一方、アスベスト曝露は悪性中皮腫、特に胸膜中皮腫との関連が確立しており、悪性腹膜中皮腫でもリスク因子となりえますが、良性腹膜病変の原因としては確立していません。

治療

治療方針は病変の種類、大きさ、症状、悪性の可能性により異なります。症状がある場合、増大する場合、悪性腫瘍との鑑別が難しい場合などには、診断を兼ねて外科的切除を行うことがあります。良性病変に対して抗がん薬や放射線療法を一般的に行うわけではありません。悪性腹膜中皮腫などと診断された場合は、専門施設で腫瘍減量手術、腹腔内温熱化学療法を含む治療、全身薬物療法などを個別に検討します。

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