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ふくじんくりーぜ(きゅうせいふくじんふぜん)

副腎クリーゼ(急性副腎不全)

症状と特徴

副腎皮質ホルモンが急激に不足し、循環不全・ショックに至る救急疾患です。強い倦怠感、脱力、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱、低血圧、脱水、低血糖、意識障害などがみられます。低ナトリウム血症や、原発性副腎不全では高カリウム血症を伴うことがあります。治療が遅れると命にかかわります。

原因

アジソン病などの副腎不全がある人で、感染症、発熱、手術、外傷、強い身体的ストレス時に必要量の糖質コルチコイドが補充されない場合に起こります。糖質コルチコイドを長期使用している人が急に中止した場合にも起こり得ます。副腎の出血・梗塞、重症感染症、下垂体疾患などによる急性の副腎機能低下が原因となることもあります。

治療

直ちに救急医療を受けます。診断検査のために治療を遅らせず、通常はヒドロコルチゾンの静脈内投与、0.9%生理食塩水による輸液、低血糖があればブドウ糖投与を行います。感染症などの誘因を検索して治療し、電解質異常やショックを是正します。状態が安定した後は、維持量のホルモン補充へ移行し、再発予防のためのシックデイルールと緊急時対応を確認します。

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