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ふんせんちゅうしょう

糞線虫症

症状と特徴

無症状のこともあります。皮膚から侵入した直後にはかゆみを伴う皮疹が起こることがあり、その後、咳、喘鳴などの呼吸器症状、腹痛、下痢、腹部膨満感、吐き気などが現れることがあります。感染が長期間持続することがあり、ステロイド薬、抗がん薬などによる免疫抑制状態では、腸管・肺などに虫体が大量に広がる播種性・過剰感染症候群となり、重篤な細菌感染や敗血症を伴って命にかかわることがあります。

原因

糞線虫の幼虫が、汚染された土壌に接触した皮膚から体内へ侵入して感染します。体内で自家感染を繰り返せるため、感染が数十年にわたり持続する場合があります。日本では沖縄県・奄美地域などに感染歴をもつ人でみられることがあります。

治療

第一選択は駆虫薬イベルメクチンです。通常は医師の指示した回数を内服し、便検査、血液検査などで治療効果を確認します。重症例や免疫抑制状態では入院管理を含む慎重な治療が必要です。ステロイド薬などを開始する前には、流行地域での居住歴・渡航歴がある場合に感染の確認が重要です。

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