がくかんせつしょう
顎関節症
症状と特徴
顎関節や咀嚼筋の痛み、口を開け閉めするときや噛むときの痛み、開口量の低下、口を開けたときのカクカク・ジャリジャリなどの関節雑音、顎の動かしにくさや噛み合わせの違和感がみられます。関節雑音のみで痛みや開口障害がない場合は、必ずしも治療を要するとは限りません。顎の運動と無関係な持続痛、発熱、著明な腫れ、しびれなどがある場合は、感染症、腫瘍、神経痛など別の病気も考慮します。
原因
顎関節症は単一の原因ではなく、歯ぎしり・食いしばり、精神的ストレス、睡眠、顎への過度な負担、片側だけで噛む習慣、頬杖、うつぶせ寝、姿勢、外傷、関節円板や関節の変化など、複数の要因が関与すると考えられています。噛み合わせの不調和だけが主原因であるとは限りません。
治療
多くは保存的治療から始めます。硬い食品・大きく口を開ける動作・長時間の咀嚼を一時的に避け、温罨法、顎の安静、セルフケア、必要に応じた運動療法・理学療法を行います。痛みにはアセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬などを短期間用いることがあります。歯ぎしり・食いしばりが疑われる場合には、行動面の対策や安定型スプリント(マウスピース)が選択されることがあります。不可逆的な咬合調整や広範な歯科治療は、慎重な診断なしに行うべきではありません。保存的治療で改善しない場合は、専門医で関節腔内治療や手術を検討することがあります。
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