ぎっくりごし
ぎっくり腰
症状と特徴
ぎっくり腰(急性腰痛症)は、前かがみ、ひねり、立ち上がり、物を持ち上げる動作などを契機に、突然腰に強い痛みが起こる状態です。動くと痛みが増強し、楽な姿勢では和らぐことが多いですが、痛みの程度には個人差があります。多くは数日から数週間で改善し、約90%は6週間以内に回復するとされています。
原因
多くは、腰部の筋肉、靱帯、椎間関節、椎間板などに一時的な過負荷がかかったことに関連すると考えられますが、痛みの発生源を明確に特定できないことも少なくありません。椎間板ヘルニア、椎体骨折、感染症、尿路結石・大動脈疾患などの内臓疾患でも急な腰痛が起こり得るため、危険徴候の確認が重要です。
治療
痛みが特に強い1~2日は、最も楽な姿勢を取り、必要に応じて短時間休みます。横向きで膝を曲げる、または仰向けで膝下にクッションを置く姿勢が楽なことがあります。冷却または温熱は、本人が楽に感じる方法を短時間用いてかまいません。NSAIDsなどの鎮痛薬を、禁忌や副作用に注意して使用することがあります。痛みが少し落ち着いたら、長期間寝込まず、痛みを強く悪化させない範囲で歩行や日常生活を再開します。改善しない、再発を繰り返す、または神経症状がある場合は診察を受けます。