ようつうしょう
腰痛症
症状と特徴
腰痛は非常に頻度の高い症状で、多くの人が生涯に一度は経験します。腰椎、椎間板、椎間関節、筋肉、靱帯、神経などの異常で起こるほか、まれに内臓疾患、感染症、骨折、悪性腫瘍などが原因となることがあります。腰椎は第1~第5腰椎からなり、椎体の間には衝撃を和らげる椎間板があります。腰は体重支持や前かがみ、物を持ち上げる動作で大きな負担を受けます。肥満は腰への機械的負荷を増やす要因になります。若年者では外傷・スポーツ障害、加齢とともに椎間板変性、脊柱管狭窄症、変形性変化などが増えます。
原因
治療
治療は原因、痛みの強さ、神経症状の有無を確認して決めます。危険な原因が疑われない非特異的腰痛では、長期臥床を避け、痛みに応じて日常活動をできる範囲で維持します。必要に応じて、運動療法、ストレッチ、体幹・股関節周囲の筋力訓練、体重管理、作業姿勢の見直しを行います。薬物療法では、個人の胃腸・腎臓・心血管リスク等を考慮して非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などを短期間用いることがあります。しびれ、筋力低下、発熱、安静時痛・夜間痛などがある場合や、痛みが長引く場合は、画像検査を含む評価が必要になることがあります。