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にょうろけっせき

尿路結石

症状と特徴

腎臓から尿道までの尿路にできる結石の総称です。結石の場所により腎結石尿管結石膀胱結石尿道結石に分けられます。血尿、側腹部痛、背部痛、排尿痛、頻尿、排尿困難などが起こり、尿管閉塞では強い疝痛発作や吐き気を伴うことがあります。男性に多い傾向がありますが、女性でも発症します。

原因

多くはカルシウムを含む結石で、シュウ酸カルシウム、リン酸カルシウムなどが代表的です。尿量不足、食塩の多い食事、動物性たんぱく質の過剰摂取、肥満、尿路感染症、尿流の停滞、副甲状腺機能亢進症、痛風、腸疾患、遺伝的要因、特定の薬剤などが関係します。結石成分によって原因と再発予防策は異なります。

治療

痛みには非ステロイド性抗炎症薬などの鎮痛薬を用い、結石の大きさ・部位・閉塞・感染・腎機能に応じて経過観察、薬物による排石促進、体外衝撃波結石破砕術、内視鏡手術、経皮的腎砕石術などを選びます。再発予防では、通常は十分な飲水により1日の尿量をおおむね2~2.5L以上に保つこと、減塩、適正なカルシウム摂取、過剰な動物性たんぱく質・高シュウ酸食品の見直しなどを、結石成分や病態に応じて行います。

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腎結石

じんけっせき

腎臓内に結石がある状態です。小さな結石は無症状で健診の超音波検査やCTなどで偶然見つかることがあります。血尿、鈍い側腹部痛、尿路感染症を伴うことがあります。結石が尿管へ移動して詰まると、突然の強い側腹

尿管結石

にょうかんけっせき

腎結石などが尿管へ移動して詰まることで起こります。背中から側腹部、下腹部、鼠径部へ広がる突然の激しい痛みが波のように繰り返され、冷や汗、吐き気、嘔吐を伴うことがあります。血尿、頻尿、残尿感、排尿時痛が

膀胱結石

ぼうこうけっせき

頻尿、排尿時痛、血尿、下腹部の不快感、尿路感染症がみられます。結石が膀胱出口をふさぐと、排尿中に突然尿が途切れる、体位で尿の出方が変わる、二段排尿などが起こることがあります。

尿道結石

にょうどうけっせき

強い排尿痛、尿が出にくい、尿線が細い、尿閉、肉眼的血尿、陰茎先端や会陰部の異物感・痛みなどがみられます。尿道が長い男性で多く、結石が尿道口近くにあると触れることがあります。

副甲状腺機能亢進症

ふくこうじょうせんきのうこうしんしょう

副甲状腺ホルモンが過剰に作用し、血液中のカルシウム濃度が上昇します。骨粗鬆症、身長短縮、病的骨折などの骨病変や、腎結石が代表的です。のどの渇き、多尿、便秘、倦怠感、筋力低下、食欲不振、吐き気などがみら

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ぎっくり腰

ぎっくりごし

ぎっくり腰(急性腰痛症)は、前かがみ、ひねり、立ち上がり、物を持ち上げる動作などを契機に、突然腰に強い痛みが起こる状態です。動くと痛みが増強し、楽な姿勢では和らぐことが多いですが、痛みの程度には個人差

腎梗塞

じんこうそく

腎動脈またはその枝が血栓・塞栓などで閉塞し、腎臓の一部または全部に血液が届かなくなって壊死する病気です。突然の側腹部痛・腰背部痛、腹痛、血尿、発熱、吐き気・嘔吐、高血圧がみられることがあります。症状は

腎盂腎炎

じんうじんえん

主に細菌感染によって腎盂・腎杯と腎実質に炎症が起こる病気です。急性腎盂腎炎では、38℃以上の発熱、悪寒、強いだるさ、側腹部・腰背部の痛み、肋骨脊柱角をたたいたときの痛み、吐き気・嘔吐がみられます。頻尿

慢性腎盂腎炎

まんせいじんうじんえん

「慢性腎盂腎炎」は、現在では主に膀胱尿管逆流や尿路閉塞などを背景とする反復性の腎盂腎炎・腎瘢痕化を指して用いられることがあります。症状が乏しいまま進むこともありますが、感染の再燃時には発熱、側腹部・腰

腎周囲膿瘍

じんしゅういのうよう

腎臓を覆う被膜の外側と周囲組織との間(腎周囲腔)に膿がたまる病気です。発熱、悪寒、わき腹から腰背部の痛み、腎臓付近の圧痛、だるさ、食欲低下などがみられます。進行すると、触れてわかる腫瘤、体重減少、全身

腎膿瘍

じんのうよう

腎実質内に膿のかたまりができる病気です。高熱、悪寒や震え、わき腹・腰背部痛、肋骨脊柱角をたたいたときの痛み、倦怠感、吐き気などがみられます。多発する小膿瘍が融合して大きな膿瘍になることがあり、腎被膜の

多発性嚢胞腎

たはつせいのうほうじん

通常「多発性嚢胞腎」は、常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)を指すことが多く、両腎に多数の嚢胞が徐々に増大して腎臓が大きくなります。血尿、たんぱく尿、高血圧、腰背部痛・腹部膨満感、尿路感染症、嚢胞感

水腎症

すいじんしょう

尿の流れが腎盂から尿管、膀胱、尿道のどこかで妨げられ、腎盂・腎杯が拡張した状態です。閉塞が続くと腎実質が圧迫されて薄くなり、腎機能が低下することがあります。急性閉塞では、結石による腎疝痛のように、わき

腎周囲炎

じんしゅういえん

腎臓周囲の脂肪組織や筋膜に炎症・感染が及ぶ状態です。発熱、悪寒、わき腹から腰背部の痛み、腎臓付近の圧痛、倦怠感、食欲低下などがみられます。進行すると腎周囲に膿がたまる腎周囲膿瘍となり、敗血症を起こすこ

クローン病

くろーんびょう

口から肛門までの消化管のどこにでも、慢性の炎症が生じうる炎症性腸疾患です。とくに小腸末端部や大腸に多く、炎症は腸壁の深い層まで及ぶことがあります。下痢、腹痛、発熱、全身倦怠感、体重減少、食欲低下、血便

無症候性たんぱく尿・血尿症候群

むしょうこうせいたんぱくにょう・けつにょうしょうこうぐん

尿たんぱくまたは血尿が持続している一方、むくみ、高血圧、腎機能低下などが明らかでなく、自覚症状がほとんどない状態を指します。健診の尿検査で見つかることが多く、かぜなどの上気道感染に伴って肉眼的血尿がみ

腎不全

じんふぜん

腎臓は血液をろ過し、老廃物や余分な水分・電解質を尿として排出する臓器です。腎機能が著しく低下して、体内の老廃物、水分、カリウム、酸などを十分に調節できなくなった状態を腎不全といいます。急激に腎機能が低

急性腎不全

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現在は急性腎障害(AKI)と呼ばれることが多い病態です。数時間から数日、ときに数週間のうちに腎機能が急激に低下します。乏尿や無尿を伴うことがありますが、尿量が保たれる場合もあります。老廃物や水分、カリ

膀胱炎

ぼうこうえん

急性膀胱炎では、排尿時の痛み、頻尿、急に尿意が強くなる、残尿感、下腹部の不快感、尿の濁りなどがみられ、血尿を伴うこともあります。通常、単純な膀胱炎では高熱や背部痛は目立ちません。女性は尿道が短く、肛門

特発性腎出血

とくはつせいじんしゅっけつ

腎臓由来と考えられる血尿があるものの、画像検査や内視鏡検査などを行っても明確な原因を特定できない場合に用いられる診断名です。肉眼的血尿として気づかれることがあり、片側の尿管口からの出血として確認される

前立腺炎症候群

ぜんりつせんえんしょうこうぐん

前立腺に炎症または痛み・不快感が生じる病態です。急性細菌性前立腺炎では、悪寒・戦慄を伴う発熱、急激な全身状態の悪化、下腹部・尿道・会陰部の痛み、排尿痛、頻尿、残尿感、排尿困難がみられます。尿が濁る、血

痛風(高尿酸血症)

つうふう(こうにょうさんけっしょう)

高尿酸血症を背景に起こる急性関節炎です。典型的には足の親指の付け根が赤く腫れ、突然、非常に強い痛みが起こります(痛風発作)。足首、足背、膝、手指、肘などにも起こります。発作の少し前に違和感や軽い痛みを

ビタミン過剰症

かじょうしょう

脂溶性ビタミンであるビタミンAやDは過剰摂取で障害を起こしやすく、ビタミンA過剰では頭痛、吐き気、めまい、食欲不振、皮膚の乾燥・落屑、脱毛、肝機能障害などがみられます。妊娠中の過剰摂取は胎児に影響する

高カルシウム血症

こうカルシウムけっしょう

口渇、多尿、脱水、便秘、吐き気、腹痛、食欲低下、筋力低下、倦怠感、抑うつ・認知機能低下、意識障害などが起こり得ます。重症または急速に上昇した場合は、腎機能障害、不整脈、昏睡などを来すことがあります。慢

副甲状腺腫

ふくこうじょうせんしゅ

副甲状腺に生じる腫瘤で、臨床的には副甲状腺腺腫を指すことが多い病名です。多くは原発性副甲状腺機能亢進症の原因となり、高カルシウム血症、腎結石、骨密度低下、疲労感、多尿などを伴うことがあります。一方、無

馬蹄鉄腎

ばていせきじん

左右の腎臓、通常は下極どうしがつながり、U字型にみえる先天的な腎臓の形態異常です。無症状のまま偶然見つかることも多い一方、尿の流れが悪くなり、尿路感染症、腎盂腎炎、水腎症、尿路結石を起こしやすくなりま