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じんうがん

腎盂がん

症状と特徴

腎盂の尿路上皮から発生するがんで、尿路上皮がんの一種です。最も多い症状は、痛みを伴わない血尿です。血尿は断続的なことがあり、いったん消失しても検査が必要です。血のかたまりや腫瘍による尿管閉塞が起こると、わき腹や腰背部の痛み、水腎症、尿路感染に伴う発熱などが起こることがあります。膀胱や対側の上部尿路にも同時または後から尿路上皮がんが発生することがあります。

原因

喫煙は重要な危険因子です。加齢、特定の化学物質への職業性曝露、慢性的な尿路の炎症・結石、一部の鎮痛薬の長期使用、バルカン腎症に関連するアリストロキア酸への曝露、リンチ症候群などもリスクに関連します。がん遺伝子・がん抑制遺伝子などの異常が発生・進展に関与します。

治療

標準的な治療は、腎臓・尿管・尿管が膀胱へ入る部分の膀胱壁をまとめて切除する腎尿管全摘除術(膀胱部分切除を伴う)です。現在は腹腔鏡手術やロボット支援手術が選択されることもあります。低リスクで限局した一部の腫瘍、単腎または腎機能温存が特に必要な場合には、内視鏡的切除・焼灼や尿管部分切除による腎温存治療を検討しますが、厳密な経過観察が必要です。筋層浸潤や高リスクの病気では、シスプラチンを含む化学療法を手術前または手術後に行うことがあります。進行・転移例では、プラチナ製剤を含む薬物療法、免疫チェックポイント阻害薬、抗体薬物複合体、分子標的薬などを病状や腎機能に応じて用います。放射線治療は主に症状緩和や、手術・薬物治療が難しい場合に検討されます。

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