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のうそっちゅう

脳卒中

症状と特徴

脳卒中は、脳の血管が詰まる脳梗塞、脳内の血管が破れる脳出血脳動脈瘤などの破裂によるくも膜下出血を含む脳血管疾患です。顔のゆがみ、片側の手足や顔の麻痺・しびれ、言葉が出ない・ろれつが回らない、急な視野障害、歩行困難・めまい、意識障害、突然の激しい頭痛などが起こります。

脳卒中の病型の割合は地域、年齢、集計方法で変動しますが、日本では脳梗塞が最も多く、次いで脳出血、くも膜下出血の順です。

原因

高血圧、糖尿病脂質異常症、喫煙、肥満、運動不足、過度の飲酒などは、動脈硬化や脳卒中の危険因子です。心房細動心臓弁膜症などの心疾患では、心臓内にできた血栓が脳へ流れる心原性脳塞栓症の危険が高まります。脳出血では高血圧が重要な危険因子であり、くも膜下出血脳動脈瘤の破裂などで起こります。

治療

脳卒中が疑われた場合は発症時刻または最後に普段どおりだった時刻を確認し、直ちに119番に連絡します。本人を安全な場所で安静にし、嘔吐している・意識が低下している場合は、可能なら横向きにして気道を確保します。飲食物や内服薬を自己判断で与えず、無理に歩かせたり、血圧を急に下げようとしたりしません。呼吸がない、または普段どおりの呼吸でない場合は、119番の指示に従い心肺蘇生を開始します。

医療機関ではCT、MRI、血管画像などで病型を迅速に判定します。脳梗塞では、適応があれば発症後4.5時間以内を目安に静脈血栓溶解療法(アルテプラーゼ)を行い、太い血管の閉塞では、画像所見などにより発症後24時間以内まで血栓回収療法が検討されます。脳出血くも膜下出血では、血圧管理、止血・凝固異常の是正、脳圧管理、手術や血管内治療などを病状に応じて行います。急性期後は再発予防、リハビリテーション、嚥下評価などが重要です。

関連する病気

この病気に関連する病気

脳梗塞

のうこうそく

脳梗塞は脳の血管が詰まり、脳組織への血流が途絶えて起こります。主な症状は、突然の片側の顔・手足の麻痺やしびれ、ろれつが回らない、言葉が理解できない・出ない、視野障害、ふらつき、意識障害などです。 動

脳出血

のうしゅっけつ

前触れなく、突然、手足の動きが悪くなる、片側の顔や手足が麻痺する、ろれつが回らない、口角が下がる、激しい頭痛、めまい、吐き気・嘔吐、意識障害などが起こります。重症では大きないびきのような呼吸、昏睡、呼

脳動脈瘤

のうどうみゃくりゅう

未破裂脳動脈瘤の多くは無症状で、MRIやCTなどで偶然発見されます。大きくなった動脈瘤が周囲の神経を圧迫すると、眼瞼下垂、物が二重に見える、瞳孔の左右差、顔面痛などが起こることがあります。破裂すると、

くも膜下出血

くもまくかしゅっけつ

「これまで経験したことがないほど強い頭痛」「突然、頭を殴られたような頭痛」が典型的です。吐き気・嘔吐、首のこわばり、意識低下、けいれんを伴うことがあります。重症では急速に昏睡や呼吸停止に至ることがあり

糖尿病

とうにょうびょう

糖尿病は初期には症状がないことが多く、健康診断などで発見されます。高血糖が進むと、口渇、多飲、多尿、夜間頻尿、食欲の変化、だるさ、疲れやすさ、体重減少、皮膚のかゆみ、感染症にかかりやすい、傷が治りにく

脂質異常症

ししついじょうしょう

脂質異常症は多くの場合、自覚症状がありません。しかし、長期間放置すると動脈硬化が進み、狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、末梢動脈疾患などの原因になります。著しい高トリグリセリド血症では急性膵炎を起こすことがあ

心房細動

しんぼうさいどう

心房内で多数の無秩序な電気興奮が起こり、脈が不規則になる不整脈です。動悸、息切れ、疲れやすさ、胸部不快感、めまいなどがみられますが、無症状のこともあります。心房が有効に収縮しないため、左心耳を中心に血

心臓弁膜症

しんぞうべんまくしょう

心臓には僧帽弁、大動脈弁、三尖弁、肺動脈弁の4つの弁があります。弁に障害が起こる病気の総称が心臓弁膜症です。弁が十分に開かず血流が妨げられる状態を狭窄症、弁が完全に閉じず血液が逆流する状態を閉鎖不全症

脳出血

のうしゅっけつ

前触れなく、突然、手足の動きが悪くなる、片側の顔や手足が麻痺する、ろれつが回らない、口角が下がる、激しい頭痛、めまい、吐き気・嘔吐、意識障害などが起こります。重症では大きないびきのような呼吸、昏睡、呼

くも膜下出血

くもまくかしゅっけつ

「これまで経験したことがないほど強い頭痛」「突然、頭を殴られたような頭痛」が典型的です。吐き気・嘔吐、首のこわばり、意識低下、けいれんを伴うことがあります。重症では急速に昏睡や呼吸停止に至ることがあり

脳動脈瘤

のうどうみゃくりゅう

未破裂脳動脈瘤の多くは無症状で、MRIやCTなどで偶然発見されます。大きくなった動脈瘤が周囲の神経を圧迫すると、眼瞼下垂、物が二重に見える、瞳孔の左右差、顔面痛などが起こることがあります。破裂すると、

脳梗塞

のうこうそく

脳梗塞は脳の血管が詰まり、脳組織への血流が途絶えて起こります。主な症状は、突然の片側の顔・手足の麻痺やしびれ、ろれつが回らない、言葉が理解できない・出ない、視野障害、ふらつき、意識障害などです。 動

脳出血

のうしゅっけつ

前触れなく、突然、手足の動きが悪くなる、片側の顔や手足が麻痺する、ろれつが回らない、口角が下がる、激しい頭痛、めまい、吐き気・嘔吐、意識障害などが起こります。重症では大きないびきのような呼吸、昏睡、呼

くも膜下出血

くもまくかしゅっけつ

「これまで経験したことがないほど強い頭痛」「突然、頭を殴られたような頭痛」が典型的です。吐き気・嘔吐、首のこわばり、意識低下、けいれんを伴うことがあります。重症では急速に昏睡や呼吸停止に至ることがあり

この病気を参照している病気

片頭痛

へんずつう

片側性が多いものの両側に起こることもある、ズキンズキンと拍動するような中等度~重度の頭痛です。日常的な動作で悪化し、吐き気、嘔吐、光・音・においへの過敏を伴うことがあります。発作の頻度は個人差が大きく

脳卒中後遺症

のうそっちゅうこういしょう

脳卒中後には、片麻痺、しびれ、歩行障害、手の使いにくさ、失語症、ろれつ障害、嚥下障害、視野障害などが残ることがあります。また、注意障害、記憶障害、遂行機能障害、感情失禁、意欲低下、抑うつ、不眠、せん妄

無症候性脳梗塞

むしょうこうせいのうこうそく

脳梗塞を示す画像上の病変があっても、明らかな脳卒中症状を自覚しない状態です。MRIで偶然見つかることが多く、加齢とともに増えます。ただし、軽い歩行障害、認知機能低下、気分の変化などとの関連がみられるこ

構音障害

こうおんしょうがい

構音障害とは、唇、舌、あご、軟口蓋、喉頭、呼吸筋などを動かして発音する働きが障害され、言葉が不明瞭になる状態です。話そうとする内容や言葉の理解自体は比較的保たれ、「ろれつが回らない」「声が小さい」「発

失語症

しつごしょう

失語症は、いったん身につけた「話す、聞いて理解する、読む、書く、復唱する」などの言語機能が脳の障害によって損なわれる状態です。言葉が出にくい、文法的な誤りが多い、復唱が難しい、話し方が流暢でも内容が意

てんかん

てんかん

てんかんは、脳の神経細胞の一時的な過剰な電気活動によって、発作を繰り返す脳の病気です。発作は焦点起始発作(以前の部分発作)と全般起始発作などに分類されます。焦点起始発作では、からだの片側の一部がけいれ

認知症

にんちしょう

認知症は、いったん発達した認知機能が脳の病気などによって低下し、日常生活や社会生活に支障が生じる状態です。加齢による軽い物忘れとは異なり、経験した出来事自体を忘れる、新しいことを覚えにくい、同じ質問を

脳血管性認知症

のうけっかんせいにんちしょう

記憶障害、注意力・判断力・計画力の低下、時間や場所の見当識障害、感情の不安定さ、意欲低下などがみられます。症状は脳梗塞や脳出血の後に急に悪化することも、脳の細い血管の障害により緩やかに進行することもあ

慢性硬膜下血腫

まんせいこうまくかけっしゅ

硬膜とくも膜の間に血液がたまり、数週間から数か月かけて脳を圧迫します。頭痛、歩行障害、片側の麻痺、計算や判断の障害、物忘れなどの認知機能低下、性格・気分の変化、尿失禁、意識障害などが徐々に現れます。高

顔面神経麻痺(ベル麻痺)

がんめんしんけいまひ(べるまひ)

顔面神経の麻痺により、通常は片側の額、まぶた、口元を含む顔面全体の筋肉が動かしにくくなります。額にしわを寄せられない、目を完全に閉じられない、口角が下がる、口から飲食物やよだれがこぼれるなどがみられま

閃輝暗点

せんきあんてん

視野内に、ジグザグした光、きらきらした模様、波打つ線などが徐々に広がって見え、その周囲または内側が見えにくくなる現象です。典型例では両眼の視野に同じように感じられ、5〜60分程度で消失します。その後に

眼筋麻痺による複視

がんきんまひによるふくし

眼球を動かす筋肉またはその神経が障害され、両眼で見ると一つのものが二つに見える両眼性複視が起こります。眼位のずれによる斜視を伴い、見る方向によって複視の程度が変化することがあります。片眼を閉じると複視

網膜中心動脈閉塞症

もうまくちゅうしんどうみゃくへいそくしょう

網膜に血液と酸素を送る網膜中心動脈が閉塞し、突然、通常は片眼の視力が著しく低下する、または視野が真っ暗になる病気です。多くは痛みを伴いません。発症前に、一時的に片眼が暗くなる・見えなくなる症状(一過性

めまいと立ちくらみ

めまいとたちくらみ

めまいは、周囲や自分がぐるぐる回るように感じる回転性めまい、ふわふわする浮動性めまい、目の前が暗くなり失神しそうになる立ちくらみ(失神前症状)などを含む総称です。めまいで体のバランスが保ちにくくなるこ

舌のもつれ

「舌のもつれ」は、ろれつが回らない、発音が不明瞭、言葉が出にくい、言葉を理解しにくいなどとして自覚される症状です。実際には、構音障害、失語症、舌・口腔の病気、薬物やアルコールの影響など、異なる原因によ

失語症による舌のもつれ

失語症は、話す、聞いて理解する、読む、書くといった言語機能の障害です。言葉が出ない、言い間違いが増える、相手の話を理解できない、文字を読めない・書けないなどが起こります。発音器官の麻痺による構音障害と

構音障害による舌のもつれ

構音障害は、舌、唇、顎、口蓋、咽頭、喉頭、呼吸筋などを動かす機能の障害により、発音が不明瞭になる状態です。言葉の理解や内容は保たれていても、ろれつが回らない、声が小さい、鼻声になる、発音が聞き取りにく

吃音

きつおん

吃音は、音や語の繰り返し(「ぼ、ぼ、ぼく」)、音の引き伸ばし(「ぼーーく」)、言葉が出ないブロック(難発)などが起こる発話の障害です。幼児期に始まることが多く、話す場面や緊張、時間的な圧迫などで変動す

睡眠時無呼吸症候群

すいみんじむこきゅうしょうこうぐん

睡眠中に呼吸が止まる、または浅くなることで、睡眠が分断され、日中の強い眠気、熟睡感の欠如、疲れやすさ、集中力・記憶力の低下、起床時の頭痛などが起こります。大きないびき、いびきが途中で止まり、あえぐよう

医療機関による禁煙治療―禁煙外来

いりょうきかんによるきんえんちりょう きんえんがいらい

ニコチン依存症では、禁煙や減煙時にたばこを強く吸いたくなる、いらいらする、落ち着かない、集中しにくい、気分が落ち込む、眠りにくい、食欲が増すなどの離脱症状が現れることがあります。喫煙はCOPD、肺がん

嚥下性肺炎(誤嚥性肺炎)

えんげせいはいえん/ごえんせいはいえん

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慢性腎臓病(CKD)

しーけーでぃー

慢性腎臓病(CKD)は単一の病名ではなく、腎臓の構造または機能の異常が3か月以上持続し、健康に影響する状態の総称です。診断の目安は、eGFR 60mL/分/1.73m²未満が3か月以上続く場合、または

過活動膀胱

かかつどうぼうこう

過活動膀胱は、尿意切迫感、すなわち急に起こる我慢しにくい強い尿意を必須症状とし、通常は頻尿や夜間頻尿を伴います。切迫性尿失禁を伴う場合と、伴わない場合があります。尿路感染症や明らかな他の病気で説明でき

神経因性膀胱

しんけいいんせいぼうこう

脳、脊髄、末梢神経などの障害により、膀胱に尿をためることや排尿を調整する機能が障害される状態です。尿意が分からない、尿が漏れる、頻尿、尿が出にくい、排尿できない、残尿が多いなど、障害部位によって症状は

勃起障害(ED)

性交に必要な硬さの勃起が得られない、または勃起を維持できず、満足な性交が困難になる状態です。一時的な不調だけではなく、症状が持続・反復して本人またはパートナーが困っている場合に勃起障害(ED)として評

男性の更年期障害

倦怠感、意欲低下、抑うつ気分、いらだち、不安、集中力や記憶力の低下、睡眠障害などがみられることがあります。身体面では、ほてり、発汗、めまい、筋力低下、関節痛、内臓脂肪の増加などがみられる場合があります

高血圧症

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高血圧は、動脈の血圧が持続して高い状態です。自覚症状がないことが多い一方、長期間続くと脳卒中、冠動脈疾患・心不全、慢性腎臓病、大動脈疾患、網膜症などのリスクを高めます。日本高血圧学会の診察室血圧での高

糖尿病

とうにょうびょう

糖尿病は初期には症状がないことが多く、健康診断などで発見されます。高血糖が進むと、口渇、多飲、多尿、夜間頻尿、食欲の変化、だるさ、疲れやすさ、体重減少、皮膚のかゆみ、感染症にかかりやすい、傷が治りにく

糖尿病性昏睡

とうにょうびょうせいこんすい

著しい口渇、多尿、強いだるさ、吐き気・嘔吐、腹痛、脱水、意識の混乱や意識障害が起こります。糖尿病性ケトアシドーシスでは深く速い呼吸やアセトン臭を伴うことがあり、高血糖高浸透圧状態では高度の脱水と意識障

褐色細胞腫

かっしょくさいぼうしゅ

副腎髄質または副腎外の傍神経節に生じる、カテコールアミンを過剰に分泌する腫瘍です。発作性または持続性の高血圧、拍動性頭痛、動悸、発汗が代表的な症状です。顔面蒼白、手足の冷え、振戦、不安感、体重減少、高

ジストニー

じすとにー

持続的または反復性の筋収縮により、手足、首、体幹、顔面などがねじれたり、異常な姿勢をとったりする不随意運動です。首が傾く頸部ジストニー、まぶたが閉じる眼瞼けいれん、書字時に手が固まる書痙、楽器演奏など

ミトコンドリア脳筋症

ミトコンドリアのうきんしょう

ミトコンドリア脳筋症は、エネルギーを多く必要とする脳、骨格筋、心筋、眼、耳、内分泌臓器などに症状が出うる疾患群です。疲れやすさ、筋力低下、運動不耐容、低身長、けいれん、発達面の問題、頭痛、難聴、糖尿病

心気症

しんきしょう

軽い身体感覚や正常な身体の変化を、がん、脳卒中、心臓病などの重大な病気の徴候ではないかと強く心配し、繰り返し確認、受診、検査依頼、インターネット検索などを行うことがあります。検査で重大な異常がないと説

睡眠時無呼吸症候群

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睡眠中に呼吸停止または低呼吸を繰り返し、いびき、あえぎ・窒息感、夜間頻尿、起床時の頭痛、熟睡感のなさ、日中の眠気、集中力低下などが起こります。未治療では高血圧、心房細動、虚血性心疾患、脳卒中、糖代謝異

女性の更年期障害

じょせいのこうねんきしょうがい

更年期は、卵巣機能が低下し始めてから閉経を経て閉経後に至る移行期で、一般には45〜55歳頃にみられます。閉経は、ほかの原因がない12か月間の無月経を後から確認して診断します。日本人の自然閉経年齢の平均

脳性麻痺

のうせいまひ

胎児期から乳幼児期早期に生じた、発達途中の脳の非進行性の障害により、運動や姿勢の障害がみられます。哺乳がうまくできない、極端に反り返る、手を開きにくい、首のすわりや座位・歩行が遅い、手足の筋肉がつっぱ

ウェスト症候群

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ウェスト症候群は乳児てんかん性スパズム症候群とも呼ばれ、乳児てんかん性スパズムが反復して起こる病気です。多くは生後3~12か月頃に発症します。眠りに入る時や目覚めた直後に、頭部を前に倒す、両腕を急に開