むきはい
無気肺
症状と特徴
肺の一部または全体の空気量が減少し、肺胞が十分に膨らまない、あるいはしぼんだ状態です。慢性的で範囲が小さい場合はほとんど症状がないことがあります。急性または広範囲の場合は、咳、痰、胸痛、息切れ、呼吸困難、低酸素血症、発熱などがみられることがあります。分泌物がたまると肺炎を合併しやすくなります。
原因
治療
原因疾患の治療が基本です。痰の貯留がある場合は、体位ドレナージ、深呼吸・咳嗽訓練、呼吸理学療法、早期離床、吸引、必要に応じて気管支鏡による分泌物や異物の除去を行います。胸水や気胸による圧迫が原因なら、その排液・ドレナージを行います。低酸素血症には酸素投与を行い、重症例では人工呼吸管理が必要になることがあります。感染が確認または強く疑われる場合には抗菌薬を用いますが、無気肺そのものに抗菌薬を一律に使用するわけではありません。
関連する病気
この病気に関連する病気
肺がん
はいがん
主な症状は、長引く咳、痰、血痰、息切れ、胸痛・背部痛、声のかすれ、発熱、体重減少などです。ただし、早期には無症状で、検診や他疾患の画像検査で偶然発見されることもあります。肺門部に近い中枢型のがんでは咳
気胸
ききょう
肺を覆う臓側胸膜と胸壁側の壁側胸膜の間の胸膜腔に空気が入り、肺がしぼむ状態です。突然の片側の胸痛、息切れ、呼吸困難、咳などが典型的です。小さな気胸では症状が軽いこともあります。空気が胸膜腔内にたまり続
急性呼吸促迫症候群
きゅうせいこきゅうそくはくしょうこうぐん
急性呼吸促迫症候群(ARDS)は、肺の強い炎症により肺胞・毛細血管のバリアが傷つき、肺に水分がたまって重度の低酸素血症を起こす病態です。数日以内に急速に呼吸困難、頻呼吸、低酸素血症が進行し、通常の酸素
気胸
ききょう
肺を覆う臓側胸膜と胸壁側の壁側胸膜の間の胸膜腔に空気が入り、肺がしぼむ状態です。突然の片側の胸痛、息切れ、呼吸困難、咳などが典型的です。小さな気胸では症状が軽いこともあります。空気が胸膜腔内にたまり続