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はいがん

肺がん

症状と特徴

主な症状は、長引く咳、痰、血痰、息切れ、胸痛・背部痛、声のかすれ、発熱、体重減少などです。ただし、早期には無症状で、検診や他疾患の画像検査で偶然発見されることもあります。肺門部に近い中枢型のがんでは咳、血痰、喘鳴、肺炎の反復などが起こりやすく、末梢肺野型では無症状のまま画像で見つかることがありますが、例外もあります。組織型は大きく非小細胞肺がんと小細胞肺がんに分かれ、非小細胞肺がんには腺がん、扁平上皮がん、大細胞がんなどがあります。小細胞肺がんは増殖や転移が速い傾向があります。肺がんは日本におけるがん死亡の主要な原因の一つであり、女性や非喫煙者にも発症します。

原因

喫煙は肺がんの最大の危険因子であり、受動喫煙もリスクを高めます。アスベスト、ラドン、ヒ素・クロム・ニッケルなどへの職業性曝露、大気汚染、過去の胸部放射線治療、慢性閉塞性肺疾患、肺がんの家族歴・遺伝的要因なども関与します。腺がんは非喫煙者にもみられ、特に一部ではEGFR遺伝子などのがん遺伝子異常が治療選択に重要です。

治療

治療は、病期、組織型、遺伝子変異・バイオマーカー、全身状態、肺機能により決定します。早期の非小細胞肺がんでは、手術(胸腔鏡手術やロボット支援手術を含む)が主な根治治療であり、病期によっては手術前後に薬物療法や放射線療法を組み合わせます。手術が難しい早期例では、定位放射線治療が選択肢となります。局所進行非小細胞肺がんでは、化学放射線療法と、その後の免疫療法が用いられることがあります。進行・再発非小細胞肺がんでは、EGFR、ALK、ROS1、BRAF、KRAS、MET、RET、NTRK、HER2などの検査結果に応じた分子標的薬、または免疫療法・化学療法を用います。小細胞肺がんでは、限局期に化学放射線療法、進展期に化学療法と免疫療法の併用などが標準的に用いられ、手術の適応はごく早期の一部に限られます。気管支鏡下の光線力学的治療は、主に一部の早期中心型病変や気道閉塞への局所治療として検討されます。禁煙は診断後も治療効果や合併症の面で重要です。

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上大静脈症候群

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