karada.me karada.me

にんしんとうにょうびょう

妊娠糖尿病

症状と特徴

妊娠中に初めて認められた高血糖の状態です。自覚症状がないことも多く、妊婦健診の血糖検査で見つかります。血糖が高い状態が続くと、妊娠高血圧症候群、羊水過多、早産、帝王切開の可能性が高まることがあります。胎児・新生児では、在胎週数に比べて大きい児(LGA児、巨大児)、肩甲難産、新生児低血糖、呼吸障害などのリスクが上がります。多くは出産後に血糖が改善しますが、将来2型糖尿病を発症するリスクが高いため、産後も定期的な検査が必要です。

原因

妊娠中は胎盤から分泌されるホルモンの影響でインスリンが効きにくくなり、特に妊娠中期以降は血糖が上がりやすくなります。通常は膵臓からのインスリン分泌が増えて血糖を保ちますが、必要量を分泌できない場合や、インスリン抵抗性が強い場合に高血糖となります。肥満、家族歴、過去の妊娠糖尿病、巨大児出産歴などはリスクを高めます。

治療

食事療法、適度な身体活動、自己血糖測定などにより血糖を管理します。食事は極端に減らすのではなく、妊娠中に必要な栄養とエネルギーを確保したうえで、食事回数・量・内容を個別に調整します。目標血糖値を達成できない場合は、妊娠中は原則としてインスリン治療が用いられます。出産後4~12週には75g経口ブドウ糖負荷試験などで糖代謝を再評価し、その後も1~3年ごとの糖尿病検査、体重管理、食事・運動習慣の維持が勧められます。

関連する病気