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せんけいこんじろーま

尖圭コンジローマ

症状と特徴

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染によって、外陰部、陰茎、陰嚢、会陰、肛門周囲や肛門内などにいぼができる性感染症です。感染から発症までの期間は数週間から数か月程度が多いものの、より長いこともあります。先が尖った小さないぼが多発し、互いに集まってカリフラワー状・乳頭状の大きないぼになることがあります。色は皮膚色、白色、ピンク色、褐色などさまざまです。かゆみ、痛み、出血、違和感を伴うことがありますが、無症状の場合も少なくありません。潜伏期間があるため、感染した時期や感染源を特定できないことがあります。

尖圭コンジローマの主な原因である低リスク型HPVそのものが、通常は子宮頸がん陰茎がんへ進展するわけではありません。ただし、がんと関連する高リスク型HPVに同時感染している可能性はあり、子宮頸部を有する人は年齢・状況に応じて子宮頸がん検診を受けることが重要です。妊娠中に病変がある場合、児への感染による若年性再発性呼吸器乳頭腫症はまれですが起こりえます。

原因

主に性行為や性的接触による皮膚・粘膜の接触を介してHPVに感染して起こります。原因の大部分はHPV6型・11型です。HPVには200種類以上の型が知られており、HPV16型・18型などの高リスク型は子宮頸がんをはじめとする一部のがんと関連しますが、尖圭コンジローマの主な原因である6型・11型は低リスク型に分類されます。

治療

治療の中心はいぼを除去・縮小させることです。病変の部位、数、大きさ、妊娠の有無、免疫状態などにより、イミキモド外用、液体窒素による凍結療法、電気焼灼、レーザー治療、外科的切除などから選択します。イミキモドは炎症、びらん、痛みなどの局所反応を起こすことがあるため、医師の指示どおりに使用します。妊娠中は使用できない薬剤があるため、必ず産婦人科医と相談します。

治療で見えているいぼを除去しても、周囲皮膚にHPVが残って再発することがあり、とくに治療後数か月は再発に注意して経過をみます。治療中は原則として性行為を控え、パートナーも症状の有無を確認し、必要に応じて受診します。コンドームは感染リスクを下げますが、覆われない皮膚からも感染しうるため完全には予防できません。HPVワクチンは、未感染のHPV型に対する予防効果が期待でき、尖圭コンジローマの原因となる6型・11型を含むワクチンもあります。既にあるいぼを治療する効果はありません。

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