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しきゅうけいがん

子宮頸がん

症状と特徴

初期には症状がないことが多く、検診で発見されることがあります。進行すると、不正性器出血、性交後出血、血性または悪臭を伴うおりもの、骨盤痛などが現れることがあります。病変が周囲へ広がると、排尿・排便の症状、足のむくみ、腎機能障害などを生じることがあります。

原因

主な原因は発がん性HPVの持続感染です。HPVは主に性的接触を通じて感染し、多くの感染は免疫により自然に排除されます。しかし、一部の感染が持続すると、前がん病変である子宮頸部上皮内病変を経て、長い年月をかけてがんへ進展することがあります。高リスク型にはHPV16型・18型のほか、31型、33型、45型、52型、58型などがあります。HPVワクチンは感染・前がん病変の予防に有効であり、日本では主に9価HPVワクチンが使用されています。

治療

検診では子宮頸部細胞診が行われ、必要に応じてHPV検査、コルポスコピー(腟拡大鏡診)、組織検査を行います。治療は国際産婦人科連合(FIGO)の病期、腫瘍の大きさ、リンパ節転移、妊娠希望などを考慮して決定します。前がん病変やごく早期のがんでは、円錐切除術など子宮温存治療が可能な場合があります。早期浸潤がんでは手術または放射線治療が選択され、進行がんでは外部照射と腔内照射を組み合わせた放射線治療に、通常はシスプラチンを併用する化学放射線療法が標準的です。再発・転移例では、化学療法、ベバシズマブ、免疫チェックポイント阻害薬、抗体薬物複合体などが、病状や検査結果に応じて選択されます。

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