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とうつうせいしょうがい

疼痛性障害

症状と特徴

痛みが長く続き、仕事、睡眠、家事、対人関係などに大きな支障を来す状態です。従来の「疼痛性障害」は、心理的要因が痛みの発症・持続に強く関係すると考えられた診断名です。現在は慢性疼痛として、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、侵害可塑性疼痛などの機序、身体疾患の有無、気分や不安、睡眠、活動性、社会的要因を総合的に評価します。検査で明確な原因が見つからない場合でも、痛みは現実の苦痛です。

原因

けが、手術、炎症、神経障害、変形性関節症などの身体的原因が関与する場合も、原因が明確でない場合もあります。ストレス、抑うつ、不安、睡眠障害、痛みへの恐怖による活動低下などは、痛みを増悪・慢性化させることがありますが、「心理的原因だけで痛い」とは限りません。

治療

原因となる病気があればその治療を行い、慢性疼痛には運動療法・理学療法、睡眠改善、痛みの自己管理教育、認知行動療法などを組み合わせます。薬物療法は痛みの種類に応じて選び、神経障害性疼痛や一部の慢性疼痛ではデュロキセチン、アミトリプチリンなどの抗うつ薬、ガバペンチノイドなどが検討されることがあります。ただし、効果と副作用を定期的に評価します。オピオイドは慢性非がん疼痛では利益と害を慎重に検討し、長期使用を安易に行いません。神経ブロックや注射治療は、痛みの原因・部位が明確で適応がある場合にペインクリニックで検討します。

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