しょくどういぶつ
食道異物
症状と特徴
飲み込んだ物が食道にとどまる状態です。のど・胸の痛み、つかえ感、飲み込みにくさ、よだれ、嘔吐、咳などがみられます。完全に詰まると唾液も飲み込めず、誤嚥や気道閉塞を伴うことがあります。大人では魚骨、義歯、薬剤、肉や餅など、小児ではボタン電池、硬貨、磁石、玩具の部品、豆類などが原因になります。
原因
治療
原則として内視鏡で異物を確認し、摘出または安全に胃内へ移動させます。食物が完全に詰まっている場合、鋭利な異物、義歯、ボタン電池、複数磁石は緊急の内視鏡治療が必要です。ボタン電池は短時間で食道を損傷するため、症状がなくても直ちに摘出します。自分で指を入れて吐かせる、食べ物や飲み物で押し流そうとすることは危険です。穿孔や重い損傷がある場合には外科的治療が必要になることがあります。
関連する病気
この病気に関連する病気
食道狭窄
しょくどうきょうさく
食道の内腔が狭くなり、食物がつかえる、飲み込みにくい、胸部のつかえ感や痛み、食物の逆流・嘔吐などが起こります。固形物から飲み込みにくくなる場合も、液体も通りにくくなる場合もあります。誤嚥、低栄養、脱水
食道がん
しょくどうがん
提示本文には症状の記載はなく、687頁参照とされています。一般には、食物のつかえ、嚥下困難、体重減少、胸部痛、声のかすれなどがみられることがありますが、早期には症状がない場合もあります。
食道炎
しょくどうえん
食道粘膜に起こる炎症の総称です。胸やけ、胸部のしみる感じや痛み、飲み込みにくさ、つかえ感、飲み込むときの痛みなどがみられます。内視鏡検査では、発赤、白色の付着物、びらん、潰瘍が認められることがあります