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しょくどうしんけいしょう

食道神経症

症状と特徴

検査で明らかな器質的異常が見つからないにもかかわらず、のど・食道の違和感、胸部つかえ感、嚥下しにくさ、胸部圧迫感、胸焼け様症状、食道の痛みや胸痛などを感じる状態です。現在は「食道神経症」という呼称より、機能性食道障害、機能性胸痛、食道過敏、咽喉頭異常感症などの概念で評価されることが多くあります。非びらん性胃食道逆流症、食道運動障害、好酸球性食道炎、甲状腺疾患、耳鼻咽喉科疾患、不安・抑うつなどでも似た症状が起こります。

原因

食道の知覚過敏、食道と脳の相互作用の乱れ、ストレス、不安、睡眠障害などが関与すると考えられます。ただし、診断前に胃食道逆流症、食道アカラシア、好酸球性食道炎、心疾患、悪性腫瘍などの器質的疾患を除外することが重要です。

治療

問診、内視鏡、必要に応じて食道内圧検査、24時間pH・インピーダンス検査などを行い、他の病気を確認します。逆流症などの原因疾患が見つかればその治療を行います。機能性食道障害では、症状の理解と安心につながる説明、生活リズム・睡眠・ストレスへの対応、認知行動療法などの心理的支援が役立つことがあります。症状により、神経調節薬として少量の抗うつ薬などを専門医が検討する場合があります。抗不安薬・睡眠薬は依存や転倒などのリスクがあるため、漫然とした長期使用は避けます。

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