やくざいせいしょくどうえん
薬剤性食道炎
症状と特徴
原因
錠剤やカプセルが食道内に長くとどまり、局所で溶解して粘膜を傷つけることで起こります。テトラサイクリン系抗菌薬(ドキシサイクリンなど)、ビスホスホネート製剤、非ステロイド性抗炎症薬、カリウム製剤、鉄剤などが原因となります。少量の水で服用する、横になって服用する、服用直後に就寝する、高齢などで唾液分泌や食道蠕動が低下していることはリスクになります。
治療
原因と考えられる薬は自己判断で中止せず、処方医または薬剤師に速やかに相談して変更・中止を検討します。症状に応じて、プロトンポンプ阻害薬(PPI)やカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)などの胃酸分泌抑制薬、粘膜保護薬を用いることがあります。強い嚥下痛がある間は刺激物・硬い食物を避けます。予防として、コップ1杯程度の水またはぬるま湯で服用し、服用後少なくとも30分は横にならないことが重要です。