karada.me karada.me

ふくこうじょうせんがん

副甲状腺がん

症状と特徴

副甲状腺に生じる非常にまれな悪性腫瘍です。副甲状腺ホルモン(PTH)を過剰に分泌する機能性腫瘍が多く、良性の原発性副甲状腺機能亢進症よりも著しい高カルシウム血症を伴いやすいことが特徴です。口渇、多尿、脱水、食欲低下、便秘、吐き気・嘔吐、筋力低下、骨痛、腎結石、腎機能低下、不整脈、意識障害などを起こすことがあります。局所再発や、肺・骨などへの転移を生じることがあります。

原因

多くの症例で原因は明らかではありません。一部ではCDC73遺伝子などの異常が関連し、遺伝性の副甲状腺機能亢進症・顎腫瘍症候群などとの関連がみられることがあります。

治療

根治を目指す治療は初回手術での完全切除です。通常は腫瘍を被膜破綻なく摘出し、同側の甲状腺葉および周囲組織を一塊として切除する方法が検討されます。リンパ節郭清は、明らかなリンパ節転移が疑われる場合などに行われ、予防的に全例へ行うものではありません。高カルシウム血症に対しては、輸液、カルシウムを下げる薬剤(カルシミメティクス、骨吸収抑制薬など)を用いて全身状態を整えます。再発・転移例では、可能なら手術を検討し、カルシウム管理を継続します。

関連する病気

この病気に関連する病気

副甲状腺機能亢進症

ふくこうじょうせんきのうこうしんしょう

副甲状腺ホルモンが過剰に作用し、血液中のカルシウム濃度が上昇します。骨粗鬆症、身長短縮、病的骨折などの骨病変や、腎結石が代表的です。のどの渇き、多尿、便秘、倦怠感、筋力低下、食欲不振、吐き気などがみら

高カルシウム血症

こうカルシウムけっしょう

口渇、多尿、脱水、便秘、吐き気、腹痛、食欲低下、筋力低下、倦怠感、抑うつ・認知機能低下、意識障害などが起こり得ます。重症または急速に上昇した場合は、腎機能障害、不整脈、昏睡などを来すことがあります。慢

腎結石

じんけっせき

腎臓内に結石がある状態です。小さな結石は無症状で健診の超音波検査やCTなどで偶然見つかることがあります。血尿、鈍い側腹部痛、尿路感染症を伴うことがあります。結石が尿管へ移動して詰まると、突然の強い側腹

不整脈

ふせいみゃく

心拍のリズム、速さ、または電気刺激の伝わり方に異常がある状態の総称です。動悸、脈の乱れ、脈が飛ぶ感じ、胸部不快感、息切れ、めまい、失神などが起こることがありますが、無症状の場合もあります。安静時心拍数

副甲状腺機能亢進症

ふくこうじょうせんきのうこうしんしょう

副甲状腺ホルモンが過剰に作用し、血液中のカルシウム濃度が上昇します。骨粗鬆症、身長短縮、病的骨折などの骨病変や、腎結石が代表的です。のどの渇き、多尿、便秘、倦怠感、筋力低下、食欲不振、吐き気などがみら

高カルシウム血症

こうカルシウムけっしょう

口渇、多尿、脱水、便秘、吐き気、腹痛、食欲低下、筋力低下、倦怠感、抑うつ・認知機能低下、意識障害などが起こり得ます。重症または急速に上昇した場合は、腎機能障害、不整脈、昏睡などを来すことがあります。慢