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ふくこうじょうせんきのうていかしょう

副甲状腺機能低下症

症状と特徴

副甲状腺ホルモンの不足または作用低下により、血液中のカルシウム濃度が低下し、リン濃度が上昇します。手足や口唇周囲のしびれ、筋肉痛、筋肉のこわばり、手足がつるようなテタニー発作、顔面のひきつれが起こります。重症では全身けいれん、喉頭けいれん、不整脈が起こることがあります。情緒不安定、いらいら、不安、抑うつ、集中力低下などを伴う場合もあります。

原因

副甲状腺ホルモンの分泌が低下する病態と、ホルモンは分泌されていても標的臓器で作用しにくい病態に分かれます。分泌低下の主な原因は、甲状腺・副甲状腺の手術後、自己免疫性疾患、遺伝性疾患、原因不明の特発性などです。ホルモン抵抗性によるものは偽性副甲状腺機能低下症と呼ばれ、遺伝的背景を伴うことがあります。

治療

活性型ビタミンD製剤とカルシウム製剤を用い、症状を抑えながら血中カルシウムを安全な範囲に維持します。目標は必ずしもカルシウム値を完全に正常上限まで上げることではなく、尿中カルシウムの過剰排泄、腎結石、腎機能障害を避けることも重要です。定期的に血中カルシウム、リン、マグネシウム、腎機能、尿中カルシウムを確認します。急性で重い低カルシウム血症やけいれんでは、入院のうえ静脈内カルシウム投与が必要です。難治例では、副甲状腺ホルモン補充療法が検討される場合があります。

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