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へんとうびょうそうかんせんしょう

扁桃病巣感染症

症状と特徴

扁桃自体には症状がない、または軽いのどの痛み・違和感程度である一方、扁桃の慢性炎症との関連が疑われる全身の病気や症状を生じることがあります。上気道炎や扁桃炎に伴って、血尿、蛋白尿、皮疹、関節の腫れ・痛みなどがみられることがあります。代表的に関連が検討される病態には、IgA腎症などの腎疾患、掌蹠膿疱症乾癬の一部、胸肋鎖骨過形成症などがあります。ただし、扁桃と個々の疾患との因果関係や、扁桃摘出による改善の程度には疾患ごとの差があり、すべての皮膚疾患・腎疾患・関節疾患が扁桃病巣感染によるものではありません。

原因

扁桃に慢性的な炎症がある場合、細菌成分などに対する免疫応答が全身の炎症や免疫異常に関与する可能性が考えられています。免疫複合体、T細胞を介する免疫反応、炎症性物質などが関与すると推定されていますが、発症機序は疾患ごとに異なり、完全には解明されていません。

治療

まず、二次疾患について専門科で診断・治療を行います。扁桃炎の急性増悪時には、必要に応じて鎮痛薬、抗菌薬などを用います。扁桃摘出術は、IgA腎症掌蹠膿疱症、扁桃炎を繰り返す場合などで検討されることがありますが、適応と期待できる効果は二次疾患によって異なります。扁桃を摘出しても二次疾患が改善しないことがあるため、耳鼻咽喉科と各専門科で個別に判断します。

関連する病気

この病気に関連する病気

扁桃炎

へんとうえん

扁桃炎にはさまざまな種類があり、主な症状はのどの痛みと発熱です。扁桃には、上咽頭の咽頭扁桃(アデノイド)、耳管扁桃、舌の付け根の舌扁桃、中咽頭の口蓋扁桃があります。一般に「扁桃」といった場合は口蓋扁桃

IgA腎症

アイジーエーじんしょう

IgA腎症は、糸球体にIgAを含む免疫複合体が沈着して起こる代表的な慢性糸球体腎炎です。日本では成人の原発性糸球体腎炎として頻度が高く、健診で顕微鏡的血尿やたんぱく尿を指摘されて見つかることが多い病気

掌蹠膿疱症

しょうせきのうほうしょう

手のひら、足の裏に無菌性の小さな膿疱、赤み、鱗屑(皮むけ)、かさぶたを繰り返す慢性の炎症性皮膚疾患です。かゆみや痛みを伴うことがあります。膿疱は細菌感染によるものではなく、通常は人にうつりません。胸部

乾癬

かんせん

境界が比較的明瞭な赤い盛り上がりの上に、銀白色のうろこ状のかさかさした皮膚(鱗屑)が付く慢性炎症性疾患です。頭皮、ひじ、膝、腰、殿部などに多くみられ、かゆみを伴うことがあります。爪の変形や、関節痛・腫

扁桃炎

へんとうえん

扁桃炎にはさまざまな種類があり、主な症状はのどの痛みと発熱です。扁桃には、上咽頭の咽頭扁桃(アデノイド)、耳管扁桃、舌の付け根の舌扁桃、中咽頭の口蓋扁桃があります。一般に「扁桃」といった場合は口蓋扁桃

IgA腎症

アイジーエーじんしょう

IgA腎症は、糸球体にIgAを含む免疫複合体が沈着して起こる代表的な慢性糸球体腎炎です。日本では成人の原発性糸球体腎炎として頻度が高く、健診で顕微鏡的血尿やたんぱく尿を指摘されて見つかることが多い病気

掌蹠膿疱症

しょうせきのうほうしょう

手のひら、足の裏に無菌性の小さな膿疱、赤み、鱗屑(皮むけ)、かさぶたを繰り返す慢性の炎症性皮膚疾患です。かゆみや痛みを伴うことがあります。膿疱は細菌感染によるものではなく、通常は人にうつりません。胸部