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けんしょうえん

腱鞘炎

症状と特徴

親指や中指などの付け根、手首周辺を動かしたり押したりすると、痛み、腫れ、熱感が生じます。指の腱鞘炎では、指を曲げ伸ばしする際に引っかかる、カクッと動く、朝に動かしにくいなどの「ばね指」の症状がみられることがあります。親指側の手首に痛みが出るタイプはドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)と呼ばれます。

原因

筋肉と骨をつなぐ腱は腱鞘というトンネル状の組織に包まれています。手指・手首を繰り返し使う作業、強く握る動作、スマートフォンやパソコン操作、育児・家事などにより、腱と腱鞘の摩擦・負担が増えて炎症や腱鞘の狭窄が起こります。関節リウマチ糖尿病、妊娠・産後や更年期のホルモン変化などが関連することもあります。

治療

痛みの原因となる作業を減らし、必要に応じて装具・副子で手指や手首を安静にします。急性の痛みや腫れが強い時期は冷却が役立つことがあり、慢性的なこわばりには温めることで楽になる場合があります。消炎鎮痛薬の内服・外用、装具療法、運動・作業の方法の見直しを行います。改善しない場合や、ばね指・ドケルバン病では、腱鞘内への副腎皮質ステロイド注射が有効なことがあります。再発を繰り返す場合、注射で改善しない場合、指の動きが強く障害される場合には腱鞘切開術を検討します。ビタミン剤は腱鞘炎の標準的治療ではありません。

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