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きょうちょくせいせきついえん

強直性脊椎炎

症状と特徴

現在は主に「強直性脊椎炎を含む体軸性脊椎関節炎」として扱われます。仙腸関節、脊椎、付着部(腱や靱帯が骨に付く部位)に慢性の炎症が起こり、進行すると骨化・骨性癒合を来すことがあります。若年~中年に発症することが多く、3か月以上続く腰痛、朝のこわばり、安静時や夜間の痛み、運動すると軽くなり休んでも改善しにくい痛みが特徴です。臀部の痛みが左右交互に出ることもあります。進行すると脊椎の動きが制限され、後弯などの変形を生じることがあります。股関節・肩関節などにも炎症が起こることがあり、ぶどう膜炎乾癬、炎症性腸疾患を合併する場合があります。

原因

正確な原因は不明ですが、遺伝的素因と免疫異常、環境因子が関与すると考えられています。HLA-B27との関連が知られていますが、HLA-B27が陽性でも必ず発症するわけではありません。関節リウマチの合併症として起こる病気ではなく、関節リウマチとは異なる疾患群です。

治療

治療の中心は、運動療法・姿勢訓練・理学療法と、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)による痛みと炎症の抑制です。病状が十分に抑えられない場合は、TNF阻害薬やIL-17阻害薬などの生物学的製剤、またはJAK阻害薬が用いられることがあります。末梢関節炎がある場合には、病状に応じて抗リウマチ薬を使用することがあります。脊椎や関節の可動域、呼吸機能、骨粗鬆症、心血管リスクなどを定期的に評価します。高度の股関節障害では人工股関節置換術が検討されます。脊椎が強直している人は軽い転倒でも骨折しやすいため、転倒時の強い痛みや神経症状には速やかな評価が必要です。

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