胸郭出口症候群
症状と特徴
原因
胸郭出口は、首から腕へ向かう腕神経叢と鎖骨下動静脈が通る、鎖骨・第1肋骨・周囲の筋肉に囲まれた部位です。この周囲で神経や血管が圧迫・牽引されることにより症状が起こります。頸肋などの骨の形態異常、斜角筋の緊張、第1肋骨と鎖骨の間の狭小化、小胸筋部での圧迫などが関係します。なで肩、重い荷物を持つ作業、腕を上げる動作の反復、不良姿勢、外傷、筋肉の過緊張などが誘因になることがあります。多くは神経性胸郭出口症候群であり、血管性の病型は比較的まれです。
治療
まず、姿勢の改善、肩甲帯・首周囲のストレッチと筋力訓練、作業環境の調整、症状を誘発する腕の挙上や重い荷物の持ち方の見直しなどの保存的治療を行います。理学療法は治療の中心となります。痛みには、必要に応じて非ステロイド性抗炎症薬などの鎮痛薬、神経障害性疼痛に対する薬が用いられることがあります。温熱療法が症状緩和に役立つ場合もありますが、効果には個人差があります。
保存的治療で改善しない強い神経症状、進行する筋力低下、血栓を伴う静脈性胸郭出口症候群、手の虚血などの動脈性胸郭出口症候群では、専門施設で手術や血管内治療を検討します。突然の腕の強い腫れ・痛み、手の色調変化や冷感がある場合は、血栓や血流障害の可能性があるため緊急受診が必要です。
保存的治療で改善しない強い神経症状、進行する筋力低下、血栓を伴う静脈性胸郭出口症候群、手の虚血などの動脈性胸郭出口症候群では、専門施設で手術や血管内治療を検討します。突然の腕の強い腫れ・痛み、手の色調変化や冷感がある場合は、血栓や血流障害の可能性があるため緊急受診が必要です。
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