れいのーしょうこうぐん
レイノー症候群
症状と特徴
何らかの基礎疾患や薬剤、職業的な振動曝露などによって生じるレイノー現象をレイノー症候群、または二次性レイノー現象と呼びます。一次性レイノー現象と比べ、発症年齢や性別に一定の傾向はなく、左右非対称のことがあります。血流障害が強い場合には、指先の痛み、皮膚硬化、指尖潰瘍、感染、壊死を生じることがあります。
原因
全身性強皮症、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、皮膚筋炎・多発性筋炎、シェーグレン症候群などの膠原病・自己免疫疾患が代表的な原因です。このほか、末梢動脈疾患、血管炎、胸郭出口症候群、振動工具の長期使用、血管収縮作用のある薬剤などが関与することがあります。
治療
最優先は基礎疾患の診断と治療です。保温、禁煙、外傷予防を行い、レイノー現象に対してカルシウム拮抗薬などの血管拡張薬を使用します。指尖潰瘍や重症虚血がある場合には、PDE5阻害薬、プロスタサイクリン系薬剤、局所の創傷治療、感染治療などを専門医が検討します。原因となる薬剤や振動曝露がある場合は、その見直し・回避も重要です。
関連する病気
この病気に関連する病気
全身性エリテマトーデス
ぜんしんせいえりてまとーです
全身性エリテマトーデス(SLE)は、皮膚、関節、血液、腎臓、心臓、肺、神経系などに炎症を起こしうる代表的な自己免疫疾患です。女性に多く、特に妊娠可能年齢の女性に多くみられますが、男性や小児・高齢者にも
混合性結合組織病
こんごうせいけつごうそしきびょう
全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎に似た症状が重なって現れる自己免疫疾患です。抗U1-RNP抗体が高力価で検出されることが診断上重要です。女性に多く、レイノー現象が初期からよく
皮膚筋炎
ひふきんえん
小児では若年性皮膚筋炎として発症することが多く、左右対称性の近位筋優位の筋力低下が特徴です。階段を上がりにくい、床から立ち上がりにくい、腕を上げにくいなどの症状がみられます。関節痛、発熱、疲労感、嚥下
シェーグレン症候群
しぇーぐれんしょうこうぐん
涙腺や唾液腺などの外分泌腺が障害され、ドライアイ、ドライマウスを主症状とする自己免疫性疾患です。目の乾燥感、異物感、充血、乾性角結膜炎、口やのどの渇き、乾いた食品を飲み込みにくいこと、口内炎、むし歯、
胸郭出口症候群
首、肩、肩甲骨周辺、腕から手指にかけての痛み、しびれ、だるさ、脱力感、肩こりなどがみられます。腕を上げる、重い物を持つ、長時間同じ姿勢を続けるなどで症状が誘発・悪化することがあります。神経が圧迫される