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のうのうよう

脳膿瘍

症状と特徴

脳内に細菌などが感染して炎症・化膿を起こし、膿のたまり(膿瘍)ができる病気です。発熱、持続・増悪する頭痛、吐き気・嘔吐、意識障害、けいれん、片側の手足の麻痺、感覚障害、失語などが起こります。頭蓋内圧が上がると急速に悪化することがあり、緊急性の高い病気です。

原因

連鎖球菌、ブドウ球菌、嫌気性菌などの細菌が原因となります。中耳炎副鼻腔炎、歯科感染症、肺などの感染巣から血流を介して感染する場合、頭部外傷・脳手術後に直接感染する場合があります。免疫機能が低下している人では、真菌などによることもあります。

治療

MRI(拡散強調画像を含む)やCT、血液検査、必要に応じて膿の培養検査などで診断します。原則として入院のうえ、原因菌を想定した静脈内抗菌薬を速やかに開始し、培養結果に応じて薬を調整します。治療期間は一般に6〜8週間程度以上ですが、病状・病原体・手術の有無によって異なります。膿瘍が大きい場合、頭蓋内圧亢進がある場合、診断のために検体が必要な場合、薬物治療で改善しない場合などには、穿刺吸引・ドレナージまたは外科的摘出を行います。けいれんには抗てんかん薬を用い、脳浮腫へのステロイドは重い腫脹や切迫した脳ヘルニアがある場合などに慎重に検討されます。

関連する病気

この病気に関連する病気

中耳炎

ちゅうじえん

中耳に炎症を起こす病気の総称です。急性中耳炎、慢性中耳炎、滲出性中耳炎、航空性中耳炎(気圧性中耳炎)などがあります。それぞれ原因や治療法は異なります。耳痛、耳閉感、難聴、耳だれ、発熱などがみられること

副鼻腔炎

ふくびくうえん

鼻腔の周囲にある空洞である副鼻腔に炎症が起こる病気です。急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎があり、鼻水、鼻詰まり、後鼻漏(鼻水がのどへ流れる)、顔面の痛み・圧迫感、頭痛、頭重感、嗅覚低下などがみられます。急性

頭部外傷

とうぶがいしょう

転落・転倒、交通事故、スポーツ中の衝突などで頭部に外力が加わり、頭皮の傷、頭蓋骨骨折、脳震盪、脳挫傷、頭蓋内出血などを起こすことがあります。意識障害、頭痛、嘔吐、けいれん、麻痺、瞳孔の左右差などは重症

頭蓋内圧亢進

ずがいないあつこうしん

頭蓋骨の内部では脳、血液、脳脊髄液の容積がほぼ一定に保たれています。このため、脳の腫れ、出血、腫瘍、脳脊髄液の増加などによって頭蓋内圧が上がると脳が圧迫されます。 急性の場合には、頭痛、嘔吐、意識障害

てんかん

てんかん

てんかんは、脳の神経細胞の一時的な過剰な電気活動によって、発作を繰り返す脳の病気です。発作は焦点起始発作(以前の部分発作)と全般起始発作などに分類されます。焦点起始発作では、からだの片側の一部がけいれ